藤碕シキPresents・なんでも作る模型ブログ。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
間が空きましたが、気を取り直して再開です。
前回(http://yamimo.blog.shinobi.jp/Entry/100/)の最後、私はこんなことを書きました。
「サフェーサーが乾く時間がもったいないですが、その時間を利用してやれる事はあります。次回はそれを説明していきましょう。」
…と言う事で、今回は”その時間を利用してやれる事”の説明です。
* * * * * *
模型製作で割と必要なのにあまり注目されないことに、”製作の段取り”と言うものがあります。組説を事前に読んで、仮組みを行って、組む前にどこを先に塗装してしまったら良いか、どこを先に(組説のとおりにではなく)組んでしまうのが良いか、等々、ようは作業の効率化を図るためのスキルですね。まあ、あまり注目されないのは、要するに、こればかりは経験を積まないことには身につかないスキルであるためです。故に、言葉ではどうにも説明しづらい。または、模型誌なりこのようなブログやサイトなりに載っている製作記から汲み取って行くしかないのですが、その製作記にしても、人によっては微に入り細に入りで書いている人もいれば、「○○つくった。見て」程度で済ませてしまう人もいる。私は(自分で言うのもなんですが)割とクドイ文章の書き方なので、一応は細部まで書く傾向にありますけど。…まあ、却って、製作記の書き方から、その人の製作スキルを読み取る事も不可能ではありません??(きゃあああああ!!)
閑話休題。
で、サフをボテ塗りして、その乾燥の間に、まずは司令塔(潜水艦の艦橋のこと)まわりを片付けてしまいましょう。
まずは司令塔本体。
司令塔は、実質3パーツ(本体+潜望鏡+シュノーケル)で構成されます。上の写真は本体のパーツ。基本、切り取って、パーティングラインを処理すれば良いだけです。
ただ、無神経なことに、ゲートが司令塔の真正面に来てしまっています。それに何か知らんけど、綺麗に切り取るのも結構困難です。ニッパーをぴったり寄せて残ったゲートを切っても、パーツに幾許かのダメージを残すので、ここはパテで処理しましょう。
司令塔に限った話ではありませんが、このキットは、接着面がきちんと平らになっていないパーツが多いです。まあ、派手に傾いてたりと言うのは流石にありませんが、上の写真のような、ほんのちょっとの盛り上がりでも、きちんと整形しておくと、完成時の見栄えも多少違ってきます。
潜望鏡パーツ。細いパーツですが、ランナーに着いている状態で、デザインナイフの先を使って、上手くカンナがけしてパーティングラインを消して行きます。特に赤丸で囲った部分は、小さいと言ってもかなり目立つので、しっかり消しておくこと。また、ゲートが接着面に来ているので、これもしっかり平らにしておきましょう。
格納庫まわり。実艦は、上のパーツの部分に、特殊攻撃機(※特攻機ではない)『晴嵐(せいらん)』を3機格納します。このユニットのおかげで、伊-400は第2次大戦の潜水艦としては、異様な重厚さを持つシルエットとなっています。
良く見ないと分かりませんが、このパーツにもパーティングラインが存在します。ただし、配置が巧みなのであまり目立ちません。前部ハッチあたりに目立つラインがあるので(特に図示しません)、そこを処理するだけでOKでしょう。
あと、上の写真のように、船体と合わせてみて、隙間が生じないかをチェックしましょう。このパーツも接着面が綺麗になっていないので、少しづつけずっては合わせをチェックして…を繰り返して、なるべく隙間が生じないようにします。まあ、ガタガタになっていなければ、多少隙間が生じてもそんなにおかしくはなりません。
とりあえず、今回はここまでとします。次回は付属の『晴嵐』について説明していきましょう。
前回(http://yamimo.blog.shinobi.jp/Entry/100/)の最後、私はこんなことを書きました。
「サフェーサーが乾く時間がもったいないですが、その時間を利用してやれる事はあります。次回はそれを説明していきましょう。」
…と言う事で、今回は”その時間を利用してやれる事”の説明です。
* * * * * *
模型製作で割と必要なのにあまり注目されないことに、”製作の段取り”と言うものがあります。組説を事前に読んで、仮組みを行って、組む前にどこを先に塗装してしまったら良いか、どこを先に(組説のとおりにではなく)組んでしまうのが良いか、等々、ようは作業の効率化を図るためのスキルですね。まあ、あまり注目されないのは、要するに、こればかりは経験を積まないことには身につかないスキルであるためです。故に、言葉ではどうにも説明しづらい。または、模型誌なりこのようなブログやサイトなりに載っている製作記から汲み取って行くしかないのですが、その製作記にしても、人によっては微に入り細に入りで書いている人もいれば、「○○つくった。見て」程度で済ませてしまう人もいる。私は(自分で言うのもなんですが)割とクドイ文章の書き方なので、一応は細部まで書く傾向にありますけど。…まあ、却って、製作記の書き方から、その人の製作スキルを読み取る事も不可能ではありません??(きゃあああああ!!)
閑話休題。
で、サフをボテ塗りして、その乾燥の間に、まずは司令塔(潜水艦の艦橋のこと)まわりを片付けてしまいましょう。
まずは司令塔本体。
司令塔は、実質3パーツ(本体+潜望鏡+シュノーケル)で構成されます。上の写真は本体のパーツ。基本、切り取って、パーティングラインを処理すれば良いだけです。
ただ、無神経なことに、ゲートが司令塔の真正面に来てしまっています。それに何か知らんけど、綺麗に切り取るのも結構困難です。ニッパーをぴったり寄せて残ったゲートを切っても、パーツに幾許かのダメージを残すので、ここはパテで処理しましょう。
司令塔に限った話ではありませんが、このキットは、接着面がきちんと平らになっていないパーツが多いです。まあ、派手に傾いてたりと言うのは流石にありませんが、上の写真のような、ほんのちょっとの盛り上がりでも、きちんと整形しておくと、完成時の見栄えも多少違ってきます。
潜望鏡パーツ。細いパーツですが、ランナーに着いている状態で、デザインナイフの先を使って、上手くカンナがけしてパーティングラインを消して行きます。特に赤丸で囲った部分は、小さいと言ってもかなり目立つので、しっかり消しておくこと。また、ゲートが接着面に来ているので、これもしっかり平らにしておきましょう。
格納庫まわり。実艦は、上のパーツの部分に、特殊攻撃機(※特攻機ではない)『晴嵐(せいらん)』を3機格納します。このユニットのおかげで、伊-400は第2次大戦の潜水艦としては、異様な重厚さを持つシルエットとなっています。
良く見ないと分かりませんが、このパーツにもパーティングラインが存在します。ただし、配置が巧みなのであまり目立ちません。前部ハッチあたりに目立つラインがあるので(特に図示しません)、そこを処理するだけでOKでしょう。
あと、上の写真のように、船体と合わせてみて、隙間が生じないかをチェックしましょう。このパーツも接着面が綺麗になっていないので、少しづつけずっては合わせをチェックして…を繰り返して、なるべく隙間が生じないようにします。まあ、ガタガタになっていなければ、多少隙間が生じてもそんなにおかしくはなりません。
とりあえず、今回はここまでとします。次回は付属の『晴嵐』について説明していきましょう。
PR
この記事にコメントする
» Re:おお!
>toshiさん
イヤ、基本、これに関しては手はかからないキットです。ただ、初心者向けの記事故、ここまで丁寧にしているのです。
スケール物、特にフネなんてのは30年以上前の金型のキットが今でも普通に流通しているから、そういう事情も踏まえて「こうすると良いですよ」と言った感じで書いているのです。
イヤ、基本、これに関しては手はかからないキットです。ただ、初心者向けの記事故、ここまで丁寧にしているのです。
スケール物、特にフネなんてのは30年以上前の金型のキットが今でも普通に流通しているから、そういう事情も踏まえて「こうすると良いですよ」と言った感じで書いているのです。
管理人のひみつ
HN:
藤碕シキ
年齢:
53
HP:
性別:
男性
誕生日:
1971/06/07
職業:
ITヤクザ(プログラマーとも言う)
趣味:
模型、ゲーム、おえかき
自己紹介:
「だって、”パーツが無いから作れません”って、モデラーの言うセリフじゃねーべ??」を信条とする、自称・異端派モデラー。
最初は1/700艦船模型しか作らないモデラーだったのが、今や戦車(1/72メイン)とかガンダムとか東欧メーカの怪しい、ゲホゴホ、良いキット(笑)とかフィギュア(萌え系)とか飛行機とか、色々作るカオスモデラーへと立派な進化(突然変異??)を遂げ(てしまい)ました。必殺技は”エッチングパーツの自作”と”アルプスMDプリンタを使わない白デカールの自作”(笑)。
趣味関連の座右の銘は「気に入ったら見境無し」「模型は作ったヤツがエライ」。
模型以外では、'80年代の黄金期のシューティングゲームをこよなく愛するゲーマーにしてTYPE-MOON信者(いわゆる月厨だ)、トレッカーかつシャーロキアンでラヴクラフティアン、最近『エリア88』を読み直して以来の新谷かおるファン…って、”それ以外”でもカオスです(爆)。
かみつかないからなかよくしてね。
※但し、時々ツンデレの発作が出る事があります(笑)。
* * * * * *
◎メールを送る←クリックすると藤埼宛メールを送れます。
最初は1/700艦船模型しか作らないモデラーだったのが、今や戦車(1/72メイン)とかガンダムとか東欧メーカの怪しい、ゲホゴホ、良いキット(笑)とかフィギュア(萌え系)とか飛行機とか、色々作るカオスモデラーへと立派な進化(突然変異??)を遂げ(てしまい)ました。必殺技は”エッチングパーツの自作”と”アルプスMDプリンタを使わない白デカールの自作”(笑)。
趣味関連の座右の銘は「気に入ったら見境無し」「模型は作ったヤツがエライ」。
模型以外では、'80年代の黄金期のシューティングゲームをこよなく愛するゲーマーにしてTYPE-MOON信者(いわゆる月厨だ)、トレッカーかつシャーロキアンでラヴクラフティアン、最近『エリア88』を読み直して以来の新谷かおるファン…って、”それ以外”でもカオスです(爆)。
かみつかないからなかよくしてね。
※但し、時々ツンデレの発作が出る事があります(笑)。
* * * * * *
◎メールを送る←クリックすると藤埼宛メールを送れます。
Twitter
リンク
最新トラックバック
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
ブログ内検索
最新記事
(09/09)
(07/28)
(06/16)
(03/03)
(03/03)
カテゴリー
最新コメント
[11/24 カンプグルッペ]
[11/14 ジン]
[07/10 toshi]
[01/01 鐵太郎]
[11/29 toshi]
[08/14 AGGRESSOR]
[04/06 蒼月]
[03/08 蒼月]
[02/21 藤埼 ヒロ]
[02/21 藤埼 ヒロ]
アクセス解析
P R
忍者アド