藤碕シキPresents・なんでも作る模型ブログ。
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また間が空いてしまいました。現在、11月のJMCへの展示品(参照)の作成にかかりっきりと言う状況で、どーにもあちこち手が回らない状況だったりするのですが、その状況もちょっとは落ち着いてきたので、ブログのほうもちゃんと進めて行きます。スミマセン>足を運んでくださってる方々
* * * * * *
で、前回の補足。耐水ペーパーでの水研ぎですが、真新しいペーパーは、そのままでは水をはじいてしまいます。そういう場合は、ペーパーを浸ける水に、中性洗剤をほんの少したらしておくと、水はじきが無くなります。
ペーパーがけのときに使ってる容器です。もちろん、プリンはおいしくいただきました(笑)。だいぶペーパーがけしたので水が汚れてます。中性洗剤を入れる量は、ホントにわずか(この水量で、だいたい2~3滴くらい)で結構です。泡立つほど入れる必要はありません。
本題に入ります。
前回のペーパーがけでわずかに残った段差ですが、これの処理を行います。
特に古いキットはそうですが、組み立てキットには、少なからず、この様に、削っても完全に消えない段差があったり、また、パーツの表面に、成型時に生じるヒケが生じている場合があります。
これがヒケの一例。専ら、大きなプラの塊(太いピンなど)の反対側に生じる場合が多いです。はっきりと凹んでいるのが見て取れるものから、光にあててあちこちから見ないと分からないものもあります。、このような凹みや段差は、凹んだ部部に何かを充填して、平らにしてしまうのが基本です(小さい凹みは、ペーパーがけで消えてしまう場合もあります)。
その、「凹みに充填する」ものは幾つかありますが、ここでは、一般的なラッカーパテ(プラパテとも言う)による修正で直しましょう。ラッカーパテと言うのは、含まれている有機溶剤の揮発により硬化するタイプのパテ(その溶剤にラッカーを使っているのでこの名がある)の事です。普通、パテと言えばこれの事を指すくらいに基本的なマテリアルで、タミヤの”タミヤパテ”、GSIクレオスの”Mr.PUTTY”が最も入手しやすいです。
使用上の注意点としては、硬化のメカニズムより、”肉ヤセ(例えば、平らに盛ったつもりでも、溶剤分が揮発してそのぶんだけ凹んでしまう)”が生じやすいことと、多量に盛ると硬化にそれだけ時間がかかる事の2点です。なので、ラッカーパテは、小さな段差や凹みの修正に最も適しています。
…むーーー、何か、普通の模型店ではあまり見かけないものが写ってますが、これが私が使っているラッカーパテです。アメリカの『スコードロン/シグナル』と言うメーカ(主に、戦車や艦船などの写真資料集が有名です)の”グリーンパテ”。国産のパテより肌理が粗いですが、硬化が早めで肉ヤセも生じにくく、硬化後の切削もやりやすいので使っています。
パテ盛りには、ヘラ状のものを使います。ヘラは何でも良くて、間に合わせ的にプラ板を切り出したものを使っても良し(ただし長くは使えません)、割り箸を削ってヘラを作っても良し、市販のヘラを使っても良し。盛る量は、多からず(硬化に時間がかかる)少なからず(肉ヤセが生じる)といった、なんとも曖昧な分量ですが、とりあえず、段差なり凹みが埋まる位に盛って修正して、それでも足りないようならまた盛って削って…と繰り返し行うのが良いでしょう。
修正を終えた状態です。ついでにヒケも修正しました。
こんな具合になります。じつはこの段階では「とりあえず埋まった」と言う程度でしかありません。特にヒケは、一発ではなかなか埋まりませんが、後ほど、塗装前の下地作りで埋まり具合をチェックできるので、この場はとりあえずこれでOKとします。
次回は、船体の貼り合わせを行ってみましょう。
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で、前回の補足。耐水ペーパーでの水研ぎですが、真新しいペーパーは、そのままでは水をはじいてしまいます。そういう場合は、ペーパーを浸ける水に、中性洗剤をほんの少したらしておくと、水はじきが無くなります。
ペーパーがけのときに使ってる容器です。もちろん、プリンはおいしくいただきました(笑)。だいぶペーパーがけしたので水が汚れてます。中性洗剤を入れる量は、ホントにわずか(この水量で、だいたい2~3滴くらい)で結構です。泡立つほど入れる必要はありません。
本題に入ります。
前回のペーパーがけでわずかに残った段差ですが、これの処理を行います。
特に古いキットはそうですが、組み立てキットには、少なからず、この様に、削っても完全に消えない段差があったり、また、パーツの表面に、成型時に生じるヒケが生じている場合があります。
これがヒケの一例。専ら、大きなプラの塊(太いピンなど)の反対側に生じる場合が多いです。はっきりと凹んでいるのが見て取れるものから、光にあててあちこちから見ないと分からないものもあります。、このような凹みや段差は、凹んだ部部に何かを充填して、平らにしてしまうのが基本です(小さい凹みは、ペーパーがけで消えてしまう場合もあります)。
その、「凹みに充填する」ものは幾つかありますが、ここでは、一般的なラッカーパテ(プラパテとも言う)による修正で直しましょう。ラッカーパテと言うのは、含まれている有機溶剤の揮発により硬化するタイプのパテ(その溶剤にラッカーを使っているのでこの名がある)の事です。普通、パテと言えばこれの事を指すくらいに基本的なマテリアルで、タミヤの”タミヤパテ”、GSIクレオスの”Mr.PUTTY”が最も入手しやすいです。
使用上の注意点としては、硬化のメカニズムより、”肉ヤセ(例えば、平らに盛ったつもりでも、溶剤分が揮発してそのぶんだけ凹んでしまう)”が生じやすいことと、多量に盛ると硬化にそれだけ時間がかかる事の2点です。なので、ラッカーパテは、小さな段差や凹みの修正に最も適しています。
…むーーー、何か、普通の模型店ではあまり見かけないものが写ってますが、これが私が使っているラッカーパテです。アメリカの『スコードロン/シグナル』と言うメーカ(主に、戦車や艦船などの写真資料集が有名です)の”グリーンパテ”。国産のパテより肌理が粗いですが、硬化が早めで肉ヤセも生じにくく、硬化後の切削もやりやすいので使っています。
パテ盛りには、ヘラ状のものを使います。ヘラは何でも良くて、間に合わせ的にプラ板を切り出したものを使っても良し(ただし長くは使えません)、割り箸を削ってヘラを作っても良し、市販のヘラを使っても良し。盛る量は、多からず(硬化に時間がかかる)少なからず(肉ヤセが生じる)といった、なんとも曖昧な分量ですが、とりあえず、段差なり凹みが埋まる位に盛って修正して、それでも足りないようならまた盛って削って…と繰り返し行うのが良いでしょう。
修正を終えた状態です。ついでにヒケも修正しました。
こんな具合になります。じつはこの段階では「とりあえず埋まった」と言う程度でしかありません。特にヒケは、一発ではなかなか埋まりませんが、後ほど、塗装前の下地作りで埋まり具合をチェックできるので、この場はとりあえずこれでOKとします。
次回は、船体の貼り合わせを行ってみましょう。
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管理人のひみつ
HN:
藤碕シキ
年齢:
53
HP:
性別:
男性
誕生日:
1971/06/07
職業:
ITヤクザ(プログラマーとも言う)
趣味:
模型、ゲーム、おえかき
自己紹介:
「だって、”パーツが無いから作れません”って、モデラーの言うセリフじゃねーべ??」を信条とする、自称・異端派モデラー。
最初は1/700艦船模型しか作らないモデラーだったのが、今や戦車(1/72メイン)とかガンダムとか東欧メーカの怪しい、ゲホゴホ、良いキット(笑)とかフィギュア(萌え系)とか飛行機とか、色々作るカオスモデラーへと立派な進化(突然変異??)を遂げ(てしまい)ました。必殺技は”エッチングパーツの自作”と”アルプスMDプリンタを使わない白デカールの自作”(笑)。
趣味関連の座右の銘は「気に入ったら見境無し」「模型は作ったヤツがエライ」。
模型以外では、'80年代の黄金期のシューティングゲームをこよなく愛するゲーマーにしてTYPE-MOON信者(いわゆる月厨だ)、トレッカーかつシャーロキアンでラヴクラフティアン、最近『エリア88』を読み直して以来の新谷かおるファン…って、”それ以外”でもカオスです(爆)。
かみつかないからなかよくしてね。
※但し、時々ツンデレの発作が出る事があります(笑)。
* * * * * *
◎メールを送る←クリックすると藤埼宛メールを送れます。
最初は1/700艦船模型しか作らないモデラーだったのが、今や戦車(1/72メイン)とかガンダムとか東欧メーカの怪しい、ゲホゴホ、良いキット(笑)とかフィギュア(萌え系)とか飛行機とか、色々作るカオスモデラーへと立派な進化(突然変異??)を遂げ(てしまい)ました。必殺技は”エッチングパーツの自作”と”アルプスMDプリンタを使わない白デカールの自作”(笑)。
趣味関連の座右の銘は「気に入ったら見境無し」「模型は作ったヤツがエライ」。
模型以外では、'80年代の黄金期のシューティングゲームをこよなく愛するゲーマーにしてTYPE-MOON信者(いわゆる月厨だ)、トレッカーかつシャーロキアンでラヴクラフティアン、最近『エリア88』を読み直して以来の新谷かおるファン…って、”それ以外”でもカオスです(爆)。
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