[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
機体と尾翼を接着してしまいました↓↓↓。
ラインの修正ですが、前回「パテ盛って修正するしかなさそうですが」と書きましたが、ラインの繋がりは問題なさそうですね。接合部に開いた隙間を埋めて、しっかりとサンディングすればラインはキレイに繋がってくれそうです。尾翼側に付いた機体の一部は、パテ埋め部の修正とともに、本体に合わせた羽布張りの表現を追加してやります。
機体下面についているクーラーだか何だかのパーツですが、当初は作り直そうかとも思いましたが、ヤスリがけしてディティールを整える程度に留めました↓↓↓。
外側を削りこんで囲い部分を薄くすると同時に、開口部の内側も少々削りこんで、縁が薄く見えるようにします。開口部にもうちょっとディティールが欲しい気もしますが、とりあえず今はここまでとしておきます。
艦橋の製作の続きです。
* * * * * *
下部に増設された兵員待機所は、0.5mmプラ板の箱組みで作りました↓↓↓。
ここはキットのパーツ形状に準じて追加しますが、パーツの形が実艦と違うので、追加してもあまり目立ちません。徹底工作した場合に生きてくる追加工作と言う感じです。この追加は、今回は上のフロアの張り出しの下に追加しています。下のフロアに接する部分に隙間が出来てしまったので、後でパテ埋めで対処します。
写真ではちょっと分かりにくいですが、防空指揮所の拡張部分に、ブルワークを取り付けました↓↓↓。
ここは全くの新規作成ではなく、キットパーツをベースにした工作なので、拡張部分に違和感が生じないように注意します。キットパーツに接する側面は、そのパーツに合わせて厚めのプラ材を使ってブルワークを追加し、パーツに接しない前部は、薄めのプラ材を使います。前部には、ここにも遮風装置が付くので、後ほど追加します。まだ足りない部分もあるので、それも後で工作。
いちおう、ここまでが当初予定していた工作ですが、更に資料を付き合わせて検討した結果、以下の工作を追加することにしました。
上記のうち、ループアンテナ基部の追加は、どのみち、やらなければならなかった工作ではあります。背部の補強も、金剛型特有のものなので、可能な限り手を入れましょう。
機銃プラットフォームの移設ですが、これは、位置を現在から上方に持っていくこととなります。じつは、当初、修正工作が進むにつれ、そこそこ似てきたけれども、どこか違和感を感じていたのですが、この機銃プラットフォームの位置がその原因だったというワケ。下のフロア(の天井部分)と一緒の高さになってしまったために、中央付近がやけにスカスカに感じていたのです。これ以外にも、丸窓を追加する作業もあります。
とくに戦艦と言う艦種においては、環境構造と言うのは”顔”に匹敵する箇所なので、とにかく可能な限りは、”らしい”形状には是非ともしてやりたいところです…と言っても、いい加減、他の部分も手を付けたい所だったりするんですが(笑)。ま、ならば同時進行でやってってバチは当たンめェ。
リテイクした防空指揮所の10m測距儀と94式射撃指揮装置を作り直します。まずは94式から。
ピットロードの艦船装備品セットは、各艦種、各クラスで共通して使える装備(機銃、軽艦艇の主砲、魚雷管、レーダー、ボートとそのダビット、ホーサーリール等)をセットしている、細かいところまで気の行き届いた、利用価値の極めて高いセットですが、何故か戦艦用の射撃指揮装置はありません。機銃や副砲はおろか、主砲ですら用意されていると言うのに、主砲用の測距儀や高射指揮装置と言う結構肝心なのが、何故か無い。という事で、製作側が取る道は3つとなります。
- 諦める(キットそのまま)。
- 近似的なパーツを探して、それを使う。
- 自作する。
では、早速作っていきましょう。
まずは3mmプラ棒に、ウェーブのディティールアップパーツ”Iチップ(台形)”の3mm径(低いほう)を接着します↓↓↓。
プラ棒の接着面は直角に、平らに削っておいて、Iチップが曲がらないようにしておく事。接着剤が乾いたら、Iチップの頭をヤスッて低くして、プラ棒を切り出します。高さは2mmくらい↓↓↓。
もちろん、切りくちが曲がったりしないよう、細心の注意を払ってください。私は、プラ棒にアタリを取って、それを基準にマスキングテープをまっすぐぐるりと巻いてガイドを作り、そのガイドに沿ってプラ用ノコギリで切り出しました。切り出したら、扉のディティールを、0.14mmプラ板を削ってさらに薄くしたもので、それらしく付けたします。扉の形状をちょっと端折りすぎましたが、とりあえずこのまま行きます。
94式の付く台座を作ります。エヴァーグリーンの3.2mmプラパイプ(これしか手元になかったのでパイプ使ってます)に、プラストラクトの0.3mmプラ角棒を等間隔にぐるりと接着します↓↓↓。
これは、台座部分に付いている三角形の補強板となるものです。本当はもっと数が多いのですが、数を増やすとアラが目立ちそうだったので、8つに留めてます。このあと、0.3mmプラ棒を斜めに削って、切り出します↓↓↓。これも切り出すサイズは2mm。
10mm測距儀は、キットパーツを使います。測距儀に限った話ではありませんが、このスケールは、細い棒状のパーツは、先端を平らに削っておくと、シャープになって細部が引き締まります。
防空指揮所のほうはこんな具合↓↓↓。測距儀の付く塔は、エヴァーグリーンのプラ棒各種を組み合わせてカマボコ形の棒を作って取り付け、94式の付く部分は、0.5mmプラ板を切り出したものを貼り付けます。
防空指揮所もほぼ形になったので、例の如く仮組みしみましょう↓↓↓。
結構、らしく見えてきたべ(笑)??このキット、設計手法は古いですが、それでも手を入れてやれば、相応にらしくなってくれるので、ポテンシャルは中々高いと思います。今はフジミの新しいキットがあるとはいう物の、脇が甘すぎると言うか何と言うか、フジミ、何か金剛型4隻揃える気が無さそうに見えるので(飽くまで私見)、そうなると、ハセガワのキットの存在意義はまだありそうです。
大型の遮風装置も出来たので、その下にある小型の遮風装置も作ってしまいます↓↓↓。
手持ちのエヴァーグリーンのプラ材を適当に組み合わせて、それらしい形にします。合わせなどは適当なので隙間が出来ますが、そこは後でサーフェイサーを塗りこんで対処します。実を言うと、このスケールでも、”それらしい”では無しに、実物の構成を模して作る事も充分に出来たりするんですが、今回はそこまで求めていないので、この程度で留めておきます。前回作った遮風装置もちゃんと形になったことだし、ここでまた艦橋パーツを仮組みしてみましょう↓↓↓。
大分、それらしくなってきたでしょうか??
では、ここらで、艦橋部分の最大の工作である、最上部の防空指揮所の拡大に入りましょう。
まずはキットのパーツ↓↓↓。
以前にも書きましたが、キットをそのまま組んでしまうと、船体が最終状態なのに、艦橋は開戦時になってしまうと言う、チグハグな状態になってしまいます。最終状態の艦橋で最も目に付くのが、大型の遮風装置と、この防空指揮所なのですが、前者がパーツに追加すればいいのに較べ、防空指揮所は、大元の形状から変えていかなければなりません(但し、形が違うのは前半分だけです)。
一番手っ取り早いのは、防空指揮所を一から作り直す事ですが、今回は、キットパーツを生かして作る事にします。なので、早速、パーツを加工してしまいます↓↓↓。
不要になる部分をバッサリと。このパーツに付いている円筒状の物体は、実艦では射撃指揮装置となっているのですが、あまりに省略が過ぎるので、これも作り直すこととします。で、バッサリとやった跡に、プラ板を付け足して、まずは防空指揮所の床を拡大してしまいます↓↓↓。
使ったのは1mmプラ板。元の床と同じ高さになるように注意して貼り付けます。この後、延長部分の周りにブルワーク(壁)を貼っていくのですが、それは明日以降に行います。と、それと、ストックしている装備品セットから射撃指揮装置も見つけないと。
見張り所の追加も終えて、次は遮風装置の追加に行きます。
遮風装置(防風柵とも)と言うのは、高速で進んでいる艦船の露天部分を、前から叩き付ける風を防ぐために設けられる仕掛けのことです。前から来る風を上方に逃がし、その上方の風で露天部分をシールドする、と。最終状態の金剛には、非常に特徴的な遮風装置が付いていました↓↓↓。
上図で”大型の防風柵”と書かれているのがそれです。御覧のように、この時代の金剛では非常に印象的な形をしております。1/700と言うスケールと今回の製作方針があるとは言え、あまりチャチな作りにはしたくないところですが、そうは言っても、手作業の限界という物もあります。でもまあ、それで作業を逡巡してしまうのもいただけません。とにかく手を動かしましょう。
* * * * * *
一番のポイントは、如何に、この特徴的なフィンの形状を”らしく”見せるか、と言うところにかかってくると思います。まあ、1/200くらいまでなら、実物の構造をトレースすれば良いでしょうけど、では1/700ではどうするか。
手っ取り早いのは、それらしく見える、エヴァーグリーンから出ている”ラップサイディング(三角波状のパターン)”と言う、パターン付きプラ板を使う事ですが、それが手元に無いので自作します(笑)。
まずは、0.5mmプラ板の縁を斜めに削ります↓↓↓。
ここでは、斜め部分の幅は1mmとしています。プラ板にケガキ線を入れておいて、ケガキ線からはみ出ないようにヤスリで削って行きます。削り終えたら、削った部分のみを切り出します↓↓↓。
この斜めに削ったのが、上記のラップサイディングのパターンとなるわけです。で、これをプラ板に貼り付けます↓↓↓。
エヴァーグリーンの0.5×3.2mmプラ帯材に貼り付けました。ここから遮風装置を作っていくわけです。この帯を所定のサイズに切り出して(予め作図はしておきます)、それを艦橋パーツに取り付けて行きます。まだ途中ですが、一応、こんな感じになります↓↓↓。
ちょっと大きすぎる感じもしないではないですが、大体の雰囲気は出てるでしょうか??手作業ですが、斜めの削りだし以外は割と簡単な工作ではあります。後は、周りの枠などを作りこんで行けばOKです。
機体と尾翼の合わせですが、ここ、かなり大きな隙間が開きます。なので、隙間埋めに0.5mmプラ板を貼って整形します。埋めた部分も羽布張りなので、ラインのつながりがおかしくならないように気をつけて整形しなければなりません。写真は、大まかに削った状態です。
あらかた整形したら、他の修正部分(合わせ目消しやカウルなど)ともども、サーフェイサー(クレオスのサーフェイサー500)を厚めに筆塗りします↓↓↓。
本格的な整形は、サフが乾いてからです。
ところで、尾翼には隙間以外にも、大きな問題があります↓↓↓。
尾翼パーツにモールドされている機体部分のアウトラインが、本体と全く繋がりません。流石にこれは看過できない問題です。他にも”水平であるはずの尾翼が、成形の都合??のため左右で互い違いになっているように見える”と言う問題もあるのですが、あまり目立たないし、修正も困難が伴いそうなので、スルーします。
とにかく、ここのラインは、放置しておくわけに行きそうにもないので、修正するしかありませんね。パテ盛って修正するしかなさそうですが、これはもうちょっと先のお話です。
最初は1/700艦船模型しか作らないモデラーだったのが、今や戦車(1/72メイン)とかガンダムとか東欧メーカの怪しい、ゲホゴホ、良いキット(笑)とかフィギュア(萌え系)とか飛行機とか、色々作るカオスモデラーへと立派な進化(突然変異??)を遂げ(てしまい)ました。必殺技は”エッチングパーツの自作”と”アルプスMDプリンタを使わない白デカールの自作”(笑)。
趣味関連の座右の銘は「気に入ったら見境無し」「模型は作ったヤツがエライ」。
模型以外では、'80年代の黄金期のシューティングゲームをこよなく愛するゲーマーにしてTYPE-MOON信者(いわゆる月厨だ)、トレッカーかつシャーロキアンでラヴクラフティアン、最近『エリア88』を読み直して以来の新谷かおるファン…って、”それ以外”でもカオスです(爆)。
かみつかないからなかよくしてね。
※但し、時々ツンデレの発作が出る事があります(笑)。
* * * * * *
◎メールを送る←クリックすると藤埼宛メールを送れます。
04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |