藤碕シキPresents・なんでも作る模型ブログ。
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戦艦の”もう一方の顔”である主砲の工作も一段落ついたので、艦橋の工作に入ります。
ここで改修ポイントのおさらい。

まず、上記の改修点のうち,”見張り所の増設”と”遮風装置の新設”を行うため、キットパーツの不要部分を削り取ってしまいます↓↓↓。

写真左側のほうは、山形になっている部分をヤスリがけで削り取るだけですが、写真右側の方は、中央の構造物にダメージを与えないよう(小さいブロックなので、修正が大変です)注意して削り取りましょう。ハセガワは全般的にプラが硬めなので、削り取るさいは注意して作業してください。私は、切り取る所をカッターでなぞっておいて、ニッパーで一気に切り取ってしまいましたが、時間がかかりますがノミや棒ヤスリで少しづつ削っていったほうが良いと思います。
…と、ここまで作業しておいて何ですが、ここで新たに”艦橋マスト支柱の作り直し”追加工作を行う事にします。
ここで実艦の艦橋構造を説明すると、概ね、以下の写真のようになっています。

まっすぐ立っている三脚マスト(図では櫓と書いてしまいましたが)の主柱があって、それを支える支柱が斜め後ろに伸びて、これが艦橋構造の基礎となっています。これに、各フロアが付いて、さらに拡張されて…を繰り返し、複雑な構造を呈してくるわけです。支柱は殆どの場合は外部に露出するものなのですが、これがキットではどういう表現になっているか、と言うと…↓↓↓。

真っ直ぐになっちゃってます。これがフロア事にモールドされているのですが、斜めになっているように見せかけるためか、フロアで支柱の位置がずれていたりします。先の開設図で赤丸で囲っている部分ですが、ずれているのがお分かりでしょうか??これはあまりにチャチいです。ホントは、最初は(工作が難しくなるので)スルーしてしまおうかとも思ったのですが、しかし気になりだしてしまったので、まあ、ダメモトでチャレンジすることにします。
工作は、まずは、各フロアにモールドされた支柱を削り取ってしまい、フロアの、支柱がもとあった位置に穴を開けます↓↓↓。穴の径は0.8mm、支柱は0.5mm真鍮線を使用します。

支柱は斜めに通っているので、本当なら穴を斜めに開けてやるのが一番良いのですが、ここでは、穴より細い真鍮線を斜めに出来るよう、大きめに穴を開けておきます。同じことを各フロアに行って、真鍮線を合わせつつ、穴を調節します↓↓↓。

当然、一発では合わないので、針ヤスリ(非常に細い棒丸ヤスリ)で穴を微妙に広げてはまた合わせて…を繰り返します。

調節を終えたところ。これを横から見てみます↓↓↓。

…しまった、前方向の傾きを付けるのを忘れてしまった(爆)。前方向から見ると中心に向かって、傾いてはいるんですけど。これはちょっと痛い失敗ですが、とりあえず、この工作はここまでとします。まあ、修正は穴を開けなおすだけなので…とは言っても、作業は慎重に行わなければなりませんが。
因みに、穴開けをしくじったときの対処法はと言うと↓↓↓。

径の合うプラ棒または伸ばしランナーを突っ込んで流し込み接着剤で接着し、接着剤が乾いたら平らに整形します。正しい穴に干渉する場合は、前述の針ヤスリを使って整形します。
支柱はとりあえず措いておく事にして、引き続いては、本来の艦橋の改修工作を行って行きます。
ここで改修ポイントのおさらい。
まず、上記の改修点のうち,”見張り所の増設”と”遮風装置の新設”を行うため、キットパーツの不要部分を削り取ってしまいます↓↓↓。
写真左側のほうは、山形になっている部分をヤスリがけで削り取るだけですが、写真右側の方は、中央の構造物にダメージを与えないよう(小さいブロックなので、修正が大変です)注意して削り取りましょう。ハセガワは全般的にプラが硬めなので、削り取るさいは注意して作業してください。私は、切り取る所をカッターでなぞっておいて、ニッパーで一気に切り取ってしまいましたが、時間がかかりますがノミや棒ヤスリで少しづつ削っていったほうが良いと思います。
…と、ここまで作業しておいて何ですが、ここで新たに”艦橋マスト支柱の作り直し”追加工作を行う事にします。
ここで実艦の艦橋構造を説明すると、概ね、以下の写真のようになっています。
まっすぐ立っている三脚マスト(図では櫓と書いてしまいましたが)の主柱があって、それを支える支柱が斜め後ろに伸びて、これが艦橋構造の基礎となっています。これに、各フロアが付いて、さらに拡張されて…を繰り返し、複雑な構造を呈してくるわけです。支柱は殆どの場合は外部に露出するものなのですが、これがキットではどういう表現になっているか、と言うと…↓↓↓。
真っ直ぐになっちゃってます。これがフロア事にモールドされているのですが、斜めになっているように見せかけるためか、フロアで支柱の位置がずれていたりします。先の開設図で赤丸で囲っている部分ですが、ずれているのがお分かりでしょうか??これはあまりにチャチいです。ホントは、最初は(工作が難しくなるので)スルーしてしまおうかとも思ったのですが、しかし気になりだしてしまったので、まあ、ダメモトでチャレンジすることにします。
工作は、まずは、各フロアにモールドされた支柱を削り取ってしまい、フロアの、支柱がもとあった位置に穴を開けます↓↓↓。穴の径は0.8mm、支柱は0.5mm真鍮線を使用します。
支柱は斜めに通っているので、本当なら穴を斜めに開けてやるのが一番良いのですが、ここでは、穴より細い真鍮線を斜めに出来るよう、大きめに穴を開けておきます。同じことを各フロアに行って、真鍮線を合わせつつ、穴を調節します↓↓↓。
当然、一発では合わないので、針ヤスリ(非常に細い棒丸ヤスリ)で穴を微妙に広げてはまた合わせて…を繰り返します。
調節を終えたところ。これを横から見てみます↓↓↓。
…しまった、前方向の傾きを付けるのを忘れてしまった(爆)。前方向から見ると中心に向かって、傾いてはいるんですけど。これはちょっと痛い失敗ですが、とりあえず、この工作はここまでとします。まあ、修正は穴を開けなおすだけなので…とは言っても、作業は慎重に行わなければなりませんが。
因みに、穴開けをしくじったときの対処法はと言うと↓↓↓。
径の合うプラ棒または伸ばしランナーを突っ込んで流し込み接着剤で接着し、接着剤が乾いたら平らに整形します。正しい穴に干渉する場合は、前述の針ヤスリを使って整形します。
支柱はとりあえず措いておく事にして、引き続いては、本来の艦橋の改修工作を行って行きます。
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当ブログは、他模型ブログと違って、カテゴリを単品単位ではなくジャンル単位でまとめているので、今はまだ良いにしても、将来、非常に見づらくなる可能性があると思われます。
そこで、製作記のまとめ用カテゴリを作りました。ここから各製作記へダイレクトに入れるようになっております。各記事は、IE8.0の場合、新規タブで開きます。
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・ドラゴン1/72『ベルゲティーガー』製作記(計16回)
* * * * * *
・作ってみよう~童遊社1/100『翼コレクションEX・紫電改のタカ』~(計10回)
* * * * * *
・作ってみよう~ホビーボス1/700『伊-400』~(計19回)
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・ドラゴン1/72『ベルゲティーガー』製作記(計16回)
予告篇:http://yamimo.blog.shinobi.jp/Entry/11/
その1:http://yamimo.blog.shinobi.jp/Entry/12/
その2:http://yamimo.blog.shinobi.jp/Entry/13/
その3:http://yamimo.blog.shinobi.jp/Entry/14/
その4:http://yamimo.blog.shinobi.jp/Entry/20/
その5:http://yamimo.blog.shinobi.jp/Entry/22/
その5.5:http://yamimo.blog.shinobi.jp/Entry/25/
その6:http://yamimo.blog.shinobi.jp/Entry/26/
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その8:http://yamimo.blog.shinobi.jp/Entry/36/
その9:http://yamimo.blog.shinobi.jp/Entry/37/
その10:http://yamimo.blog.shinobi.jp/Entry/38/
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その12:http://yamimo.blog.shinobi.jp/Entry/40/
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・作ってみよう~童遊社1/100『翼コレクションEX・紫電改のタカ』~(計10回)
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・作ってみよう~ホビーボス1/700『伊-400』~(計19回)
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艦橋の製作はまだ続いているわけですが、その前に、艦橋より手数は少ないけど数が多い主砲をかたづけてしまいましょう。
模型制作において、何が一番ゲンナリするかと言うと、こういう、数のある同一部品の製作でしょう。まあ、好きでやっている趣味ゆえ、ゲンナリするだの何だのとは、絶対に言ってはいけないことだと思いますが…という事で、カタを付けてしまいました↓↓↓。

工作じたいは、そのろくで書いたのと一緒。糸鋸で割って、切断面をヤスリがけして全長で0.5mm詰めて、割ったのをまた一つにして、砲身を付けて…と。割った砲塔パーツを付けるときは、中心(中央にある盛り上がりの頂点)を合わせるようにします。詰めたぶん、ラインの繋がりがおかしくなるため、パテを盛っておきます。ラッカーパテで充分でしょう。ここでは、とりあえずパテを盛ったところの処理は後回しです。砲塔パーツは、裏側にゼリー状瞬着(ここではウェーブの”黒い瞬着”を使用)を盛っておいて、補強とします↓↓↓。

砲身パーツは、持ちやすくなるので、砲塔にくっつけてから整形しても良いでしょう。次回からは、ようやく艦橋の追加工作へと入ります。
模型制作において、何が一番ゲンナリするかと言うと、こういう、数のある同一部品の製作でしょう。まあ、好きでやっている趣味ゆえ、ゲンナリするだの何だのとは、絶対に言ってはいけないことだと思いますが…という事で、カタを付けてしまいました↓↓↓。
工作じたいは、そのろくで書いたのと一緒。糸鋸で割って、切断面をヤスリがけして全長で0.5mm詰めて、割ったのをまた一つにして、砲身を付けて…と。割った砲塔パーツを付けるときは、中心(中央にある盛り上がりの頂点)を合わせるようにします。詰めたぶん、ラインの繋がりがおかしくなるため、パテを盛っておきます。ラッカーパテで充分でしょう。ここでは、とりあえずパテを盛ったところの処理は後回しです。砲塔パーツは、裏側にゼリー状瞬着(ここではウェーブの”黒い瞬着”を使用)を盛っておいて、補強とします↓↓↓。
砲身パーツは、持ちやすくなるので、砲塔にくっつけてから整形しても良いでしょう。次回からは、ようやく艦橋の追加工作へと入ります。
頭部の制作に入ります。ここでやるべきは。

後頭部のフィンはあまり目立ちませんが、ヒゲの厚さは、フェイスのシャープさを大分損ねています。早速ヒゲの加工に入りたいところですが、まずは手慣らしも兼ねて、後頭部フィンから着手しましょう。ここは、”薄くする”と言うよりも、縁を斜めに削って、”薄く見せる”ようにします。削りこむのは裏側です。まずは縁を斜めに削って、徐々に削る範囲を広げて行って、最終的に、縁に向かってなだらかなクサビになるように削ります。
おおかたの加工が終わった後頭部フィンです↓↓↓。



一番右の写真(フィンを下側からみた所)を御覧戴ければ、”縁に向かってなだらかなクサビになるように”と言うのがどんな感じか、お分かり戴けるかと思います。
いよいよヒゲの削り込みです。
ここも、内側を削りこんで行きます。結構な厚みがあるので、均一に削ってしまうのではなくて、これも縁を削って”薄く見せる”ようにするのが良いと思います。また、このキットはプラが柔らかめなので、力を入れすぎてヒゲを折ってしまったり…なんていう事態が発生しないように注意。
とりあえず、片側だけ削ってみました↓↓↓。

ここまで削れればOKです。ヒゲの先端部分は、薄くしたことによって破損しやすくなっているので、反対側を削るときは、先端にマスキングテープを巻いて保護しておきましょう。
で、反対側も削ってしまいます↓↓↓。

ヒゲもフィンも削り終えたことだし、ここらで頭部を仮組みしてみましょう。

組説の写真との比較。ヒゲが薄くなっただけで印象が変わって来ます。


側面と正面から。
ヒゲについてもう一つ。人間で言う”頬”にあたる部分には、型抜きの都合で、かすかに変な段差が入っています(赤丸の部分)↓↓↓。

ハッキリ言って、目立たない所ではありますが、ここもキチッと修正しておくと気持ちいいです↓↓↓。

注意点としては、意外に欠けやすいので、丁寧に作業をすること。と言っても、それでも欠けたりするんですが(笑)。
以上で頭部の加工は完了です。次回からは武器の工作に入ります。
風の行方はどこへ。
- ”ヒゲ”を削りこんでシャープにする
- 後頭部のフィンも縁を削って、シャープに見せる
後頭部のフィンはあまり目立ちませんが、ヒゲの厚さは、フェイスのシャープさを大分損ねています。早速ヒゲの加工に入りたいところですが、まずは手慣らしも兼ねて、後頭部フィンから着手しましょう。ここは、”薄くする”と言うよりも、縁を斜めに削って、”薄く見せる”ようにします。削りこむのは裏側です。まずは縁を斜めに削って、徐々に削る範囲を広げて行って、最終的に、縁に向かってなだらかなクサビになるように削ります。
おおかたの加工が終わった後頭部フィンです↓↓↓。
一番右の写真(フィンを下側からみた所)を御覧戴ければ、”縁に向かってなだらかなクサビになるように”と言うのがどんな感じか、お分かり戴けるかと思います。
いよいよヒゲの削り込みです。
ここも、内側を削りこんで行きます。結構な厚みがあるので、均一に削ってしまうのではなくて、これも縁を削って”薄く見せる”ようにするのが良いと思います。また、このキットはプラが柔らかめなので、力を入れすぎてヒゲを折ってしまったり…なんていう事態が発生しないように注意。
とりあえず、片側だけ削ってみました↓↓↓。
ここまで削れればOKです。ヒゲの先端部分は、薄くしたことによって破損しやすくなっているので、反対側を削るときは、先端にマスキングテープを巻いて保護しておきましょう。
で、反対側も削ってしまいます↓↓↓。
ヒゲもフィンも削り終えたことだし、ここらで頭部を仮組みしてみましょう。
組説の写真との比較。ヒゲが薄くなっただけで印象が変わって来ます。
側面と正面から。
ヒゲについてもう一つ。人間で言う”頬”にあたる部分には、型抜きの都合で、かすかに変な段差が入っています(赤丸の部分)↓↓↓。
ハッキリ言って、目立たない所ではありますが、ここもキチッと修正しておくと気持ちいいです↓↓↓。
注意点としては、意外に欠けやすいので、丁寧に作業をすること。と言っても、それでも欠けたりするんですが(笑)。
以上で頭部の加工は完了です。次回からは武器の工作に入ります。
風の行方はどこへ。
続いて、腰フロントアーマーの加工です。

フロントアーマーの構成。この頃の1/144ガンプラの伝統??として、フロントアーマーが一体になってパーツ化されている、というのがあります(ガンダムVer.G30は別になってましたが)。なぜこうしているのか明確な理由は分かりませんが(パーツの削減なのかと思いますが、あまり効果が無いような…)、片方の足を持ち上げて、それにつられて反対側のアーマーが上がってしまうと言うのは、明確に(デザイン的に)一体化されている場合は別にしても、常識的に有り得ません。
というワケで、この、フロントアーマーの分割と言うのは、いわばガンプラ作成の定番工作になっているのですが、恐らく、これはちょっと初心者には敷居の高い工作だと思います。ただ分割するにしても、この場合はあまりに雑な分割と言うのは出来ません。更には完成後に外れないようにする加工も必要ですし、それを収めるスペースの確保と言うのも、モノによっては必要になってきます。分割だけならどうにかなるにしても、ガタツキ無くぴったり収めるのは、ある程度の経験(模型制作全般の)が無いと難しいかもしれません。…まあ、前置きはこの位にしておいて、では実際に、今回どういう手順で工作したかを見て行きましょう。
まずはアーマーを、軸の中心で分割します。分割にはニッパーやカッターではなく、ノコギリを使った方が早くて綺麗に切れます。分割したら、アーマーが外れないようにストッパーを軸に付けます。今回はエヴァーグリーンの4.0mmプラパイプを使いました。そのままではパイプの穴が小さいので、軸にはまるように広げておきます。ストッパーを軸にはめて、そこに流し込み接着剤を流します。ここまで終わったのが下の写真です。

ストッパーは、ここでは寸法などは適当です。ここは後で調節します。
そのままではストッパーがつっかかるので、コクピットブロック(股間パーツ)の、上側のダボはきれいに取り除いておきます。と同時に、腰側にある軸押さえも、ストッパーに干渉するので削っておきます↓↓↓。

写真の右側が軸押さえを削った状態。反対側も削っておきます。
フロントアーマーのストッパーの接着が完全になったら、コクピットブロック内に収まるように削って調節します。削り終わった状態が下の写真。

本体腰ブロックと合わせてみます↓↓↓。

ピッタリ収まってますね。

…と言っても、元々、フロントアーマーって、稼動範囲が狭いんですよね…(笑)。
ここの組み立ては塗装後に行うので、とりあえずこれで腰フロントアーマーの工作は完了です。次回から、いよいよキャラモノのキモである頭部の制作に入ります。
風は止まらない。
フロントアーマーの構成。この頃の1/144ガンプラの伝統??として、フロントアーマーが一体になってパーツ化されている、というのがあります(ガンダムVer.G30は別になってましたが)。なぜこうしているのか明確な理由は分かりませんが(パーツの削減なのかと思いますが、あまり効果が無いような…)、片方の足を持ち上げて、それにつられて反対側のアーマーが上がってしまうと言うのは、明確に(デザイン的に)一体化されている場合は別にしても、常識的に有り得ません。
というワケで、この、フロントアーマーの分割と言うのは、いわばガンプラ作成の定番工作になっているのですが、恐らく、これはちょっと初心者には敷居の高い工作だと思います。ただ分割するにしても、この場合はあまりに雑な分割と言うのは出来ません。更には完成後に外れないようにする加工も必要ですし、それを収めるスペースの確保と言うのも、モノによっては必要になってきます。分割だけならどうにかなるにしても、ガタツキ無くぴったり収めるのは、ある程度の経験(模型制作全般の)が無いと難しいかもしれません。…まあ、前置きはこの位にしておいて、では実際に、今回どういう手順で工作したかを見て行きましょう。
まずはアーマーを、軸の中心で分割します。分割にはニッパーやカッターではなく、ノコギリを使った方が早くて綺麗に切れます。分割したら、アーマーが外れないようにストッパーを軸に付けます。今回はエヴァーグリーンの4.0mmプラパイプを使いました。そのままではパイプの穴が小さいので、軸にはまるように広げておきます。ストッパーを軸にはめて、そこに流し込み接着剤を流します。ここまで終わったのが下の写真です。
ストッパーは、ここでは寸法などは適当です。ここは後で調節します。
そのままではストッパーがつっかかるので、コクピットブロック(股間パーツ)の、上側のダボはきれいに取り除いておきます。と同時に、腰側にある軸押さえも、ストッパーに干渉するので削っておきます↓↓↓。
写真の右側が軸押さえを削った状態。反対側も削っておきます。
フロントアーマーのストッパーの接着が完全になったら、コクピットブロック内に収まるように削って調節します。削り終わった状態が下の写真。
本体腰ブロックと合わせてみます↓↓↓。
ピッタリ収まってますね。
…と言っても、元々、フロントアーマーって、稼動範囲が狭いんですよね…(笑)。
ここの組み立ては塗装後に行うので、とりあえずこれで腰フロントアーマーの工作は完了です。次回から、いよいよキャラモノのキモである頭部の制作に入ります。
風は止まらない。
ボディの工作に入ります。ボディは以下の2点に手を加えます。

ここも手首同様、4mmボールジョイントを使用します。ここはボールの接触面積が大きいので、特にプラ板をかましたりとかは要りません。ボールをニッパーで軽く噛んでおけばOKです。因みに、肩アーマーは、ボールジョイントになっているので稼動範囲は広そうですが、実際は、肩間接とボディに挟みこまれるようになってしまうので、稼動範囲は広くなかったりします↓↓↓。殆ど前後の回転だけなので、作り直す際は、ボールジョイントに拘らなくても良いでしょう。

工作としては、キットパーツのボール部分を置き換える工作になります。まずは、肩アーマーからボールだけを切り取ります↓↓↓。

ジョイント軸のはめ込みにそのまま利用できるので、軸は残しておきます。別に軸受けも新造してしまって良いと思いますが、残しておけば、軸位置合わせも要りませんし、強度の確保も容易です。残った軸には直径2mmの穴を開けます。軸中心からずれないよう注意↓↓↓。

はめ込みは、2mmの穴を開けたら”きつくも無く緩くも無く”位にヤスリで微調整しておきましょう。きつくても後の組み立てに支障を来すし、ゆるくても直ぐ抜けてしまいます。穴を開けたら、ボールジョイントを差し込んで、軸の長さをここで調整してしまいましょう↓↓↓。


早速、ボディパーツと合わせてみましょう↓↓↓。

良い感じに収まってるようですね。ここで、肩アーマーにももうちょっと加工を施しておきましょう。腕を動かしたときに、肩間接につっかかりそうな部分を削っておきます↓↓↓。

…まあ、この加工は要らないかもしれませんけど。仮組みで動かしてみて、何となくスムースでなかったので加工してみたまでの事。

両肩アーマーの加工が完了しました。
1ピースのパーツと化している後部肩アーマーも、塗装後の取りつけが可能になるよう、加工します↓↓↓。

…と言っても、写真のように分割するだけです。中央部分は不要となります。
引き続き、腰フロントアーマーの加工に入ります。
勢いで風に勝てるか?
- 肩アーマーの取り付け部の作り直し(塗装後に取り付けられるようにする)
- 腰フロントアーマーの分割(左右独立して動くようにする)
ここも手首同様、4mmボールジョイントを使用します。ここはボールの接触面積が大きいので、特にプラ板をかましたりとかは要りません。ボールをニッパーで軽く噛んでおけばOKです。因みに、肩アーマーは、ボールジョイントになっているので稼動範囲は広そうですが、実際は、肩間接とボディに挟みこまれるようになってしまうので、稼動範囲は広くなかったりします↓↓↓。殆ど前後の回転だけなので、作り直す際は、ボールジョイントに拘らなくても良いでしょう。
工作としては、キットパーツのボール部分を置き換える工作になります。まずは、肩アーマーからボールだけを切り取ります↓↓↓。
ジョイント軸のはめ込みにそのまま利用できるので、軸は残しておきます。別に軸受けも新造してしまって良いと思いますが、残しておけば、軸位置合わせも要りませんし、強度の確保も容易です。残った軸には直径2mmの穴を開けます。軸中心からずれないよう注意↓↓↓。
はめ込みは、2mmの穴を開けたら”きつくも無く緩くも無く”位にヤスリで微調整しておきましょう。きつくても後の組み立てに支障を来すし、ゆるくても直ぐ抜けてしまいます。穴を開けたら、ボールジョイントを差し込んで、軸の長さをここで調整してしまいましょう↓↓↓。
早速、ボディパーツと合わせてみましょう↓↓↓。
良い感じに収まってるようですね。ここで、肩アーマーにももうちょっと加工を施しておきましょう。腕を動かしたときに、肩間接につっかかりそうな部分を削っておきます↓↓↓。
…まあ、この加工は要らないかもしれませんけど。仮組みで動かしてみて、何となくスムースでなかったので加工してみたまでの事。
両肩アーマーの加工が完了しました。
1ピースのパーツと化している後部肩アーマーも、塗装後の取りつけが可能になるよう、加工します↓↓↓。
…と言っても、写真のように分割するだけです。中央部分は不要となります。
引き続き、腰フロントアーマーの加工に入ります。
勢いで風に勝てるか?
プラ板を貼り増したカウルを整形し、機体に取り付けます。

このキット、ファインモールドの設計とは言っても、開発は古いので、合いはあまり良くありません。あちこちに隙間や段差が生じますが、カウル部分も、そのままではピッタリ合いません。機首のラインを絞り込み過ぎと言うか、上部のラインが下方に落ち込みすぎな感じなので、カウルの接着は、下側を合わせて取り付けます。すると先の写真のように段差が出来るので、ここにポリパテを盛り付けます↓↓↓。

使用したのはタミヤのポリパテ。排気管をいじっているので、そこに波及しないように注意してパテを盛ります。段差だけでなく、ラインも修正するので、パテは余計に盛っておきます。で、パテが硬化したら削りこみます↓↓↓。

あらかた削ってしまって、大体のラインを出します。まだラインがおかしい感じがするので、ここから更に削り込んで調節します。
このキット、ファインモールドの設計とは言っても、開発は古いので、合いはあまり良くありません。あちこちに隙間や段差が生じますが、カウル部分も、そのままではピッタリ合いません。機首のラインを絞り込み過ぎと言うか、上部のラインが下方に落ち込みすぎな感じなので、カウルの接着は、下側を合わせて取り付けます。すると先の写真のように段差が出来るので、ここにポリパテを盛り付けます↓↓↓。
使用したのはタミヤのポリパテ。排気管をいじっているので、そこに波及しないように注意してパテを盛ります。段差だけでなく、ラインも修正するので、パテは余計に盛っておきます。で、パテが硬化したら削りこみます↓↓↓。
あらかた削ってしまって、大体のラインを出します。まだラインがおかしい感じがするので、ここから更に削り込んで調節します。
管理人のひみつ
HN:
藤碕シキ
年齢:
53
HP:
性別:
男性
誕生日:
1971/06/07
職業:
ITヤクザ(プログラマーとも言う)
趣味:
模型、ゲーム、おえかき
自己紹介:
「だって、”パーツが無いから作れません”って、モデラーの言うセリフじゃねーべ??」を信条とする、自称・異端派モデラー。
最初は1/700艦船模型しか作らないモデラーだったのが、今や戦車(1/72メイン)とかガンダムとか東欧メーカの怪しい、ゲホゴホ、良いキット(笑)とかフィギュア(萌え系)とか飛行機とか、色々作るカオスモデラーへと立派な進化(突然変異??)を遂げ(てしまい)ました。必殺技は”エッチングパーツの自作”と”アルプスMDプリンタを使わない白デカールの自作”(笑)。
趣味関連の座右の銘は「気に入ったら見境無し」「模型は作ったヤツがエライ」。
模型以外では、'80年代の黄金期のシューティングゲームをこよなく愛するゲーマーにしてTYPE-MOON信者(いわゆる月厨だ)、トレッカーかつシャーロキアンでラヴクラフティアン、最近『エリア88』を読み直して以来の新谷かおるファン…って、”それ以外”でもカオスです(爆)。
かみつかないからなかよくしてね。
※但し、時々ツンデレの発作が出る事があります(笑)。
* * * * * *
◎メールを送る←クリックすると藤埼宛メールを送れます。
最初は1/700艦船模型しか作らないモデラーだったのが、今や戦車(1/72メイン)とかガンダムとか東欧メーカの怪しい、ゲホゴホ、良いキット(笑)とかフィギュア(萌え系)とか飛行機とか、色々作るカオスモデラーへと立派な進化(突然変異??)を遂げ(てしまい)ました。必殺技は”エッチングパーツの自作”と”アルプスMDプリンタを使わない白デカールの自作”(笑)。
趣味関連の座右の銘は「気に入ったら見境無し」「模型は作ったヤツがエライ」。
模型以外では、'80年代の黄金期のシューティングゲームをこよなく愛するゲーマーにしてTYPE-MOON信者(いわゆる月厨だ)、トレッカーかつシャーロキアンでラヴクラフティアン、最近『エリア88』を読み直して以来の新谷かおるファン…って、”それ以外”でもカオスです(爆)。
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