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藤碕シキPresents・なんでも作る模型ブログ。
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 前回貼り合わせた船体の、隙間が生じてしまった艦首尾の処理します。

 このような大きな隙間を埋めるさい、気をつけるべきポイントとしては、隙間をしっかりと埋められるもので修正する、と言う事です。埋めるだけなら、このくらいの隙間でも、ラッカーパテでも強引に埋められないことは無いのですが、得てして、切削が容易な素材というのは、見方を変えると、強度もそれなりでしかないと言う事になります。とくにこのような末端部分は、造形のアウトラインでもあるわけなので、弱いマテリアルだと、削る作業がそれだけやりにくくなります。

 と言う事で、ここでは、強度があるマテリアルを使って隙間を埋める事にします。使うのはこれ↓↓↓。

400_2010-10-05-01.jpg

 ウェーブの”黒い瞬間接着剤”。いわゆるゼリー状瞬着というものですが、色がついているため、普通のゼリー状瞬着よりも、盛り具合や途中の削り具合の確認が格段にやりやすくなっています(もちろん、普通のゼリー状瞬着を使ってもOKです)。また、ラッカーパテよりも強度があるので、それだけ、削りすぎなどの凡ミスの発生率も低くなります。

 使い方としては、黒い瞬着を、要らないプラ板の端切れなどに適量取り出して、それをヘラなどで盛っていきます(ここらへんはラッカーパテと同じです)。ゼリー状瞬着なので硬化に時間がかかりるので、硬化促進剤を使うと良いでしょう(同じウェーブから”瞬着硬化スプレー”というものが出ています)。

400_2010-10-05-02.jpg

 …スミマセン、作業に没頭してしまって、盛った状態の写真を取り忘れました(爆)。艦首側に膨らんでいるところがあるのが分かるでしょうか??完全に硬化したら(あまりに厚盛りしてしまうと、特に硬化促進剤を使った場合、外側だけが固まって、内部がなかなか硬化しない場合があるので注意)、荒めのヤスリをかけて、ラインを整えます。

400_2010-10-05-03.jpg400_2010-10-05-04.jpg

 黒い部分が結構残っていますが、ようするに、これだけ目に付かないラインの歪みが生じていた、と言う事です。削り具合は、あちこち角度を変えて光に当てて見たり、削った部分を指でなでて、スムースに運べるかを触感で確かめたりして確認します。あまりシャカリキになると、ラインが歪んだりで同じ作業の繰り返し、なんて事になってしまうので注意しましょう。

 あとは、船体接合部全周も綺麗に整形するのですが、その前に、1箇所、気になるところがあるので、そこを修正してしまいましょう。

2010-10-05-05.jpg

 艦首から1/3ほど後ろに行ったところに、このような微かなディティールがあります。ここは、実艦ではバルジ(浮力保持、魚雷防御などの目的で設けられた船体の膨らみ)の前端部にあたるところです。手持ちの資料では、このラインがはっきり見える写真が殆ど無いのですが、同じ箇所でラインが変化している事が何とか見て取れるため、くっきり見えるように修正してみましょう。これは、ある程度、模型製作のスキルが無いと難しい工作なので、もし手に余ると感じるならば、あとの合わせ目修正で、一緒に消してしまっても構わないでしょう。

 やり方は、下図のとおりです。これも経過写真取り忘れました(爆)。

400_2010-10-05-00.PNG

 工具は、デザインナイフが最も適しています。最初に、微かに浮き出ているラインに沿って、ナイフで線を入れておいて(刃の腹をぐっと押し付ける感じで)、バルジ前端が浮き出るように、周囲を少しづつ掘り込んで行きます。彫る幅は大体1mmでOKです。掘り込んだ後は、ラインが自然につながるように、なだらかに削ってしまいます。削り終わりは、だいたいこんな感じです↓↓↓。

400_2010-10-05-06.jpg400_2010-10-05-07.jpg

 このくらい浮き出ればOKでしょう。あまり目立たない工作ではありますが、案外、こういう細かいところで完成度に差がついたりするんですよね。そういう細かいところに気づくか否かは、これはもう色々作って経験を積んで行くしかありません。

 バルジ前端の掘り込みが終わったら、合わせ目部分全体に、サフェーサー500を塗りこんで行きます。

400_2010-10-05-08.jpg400_2010-10-05-09.jpg

 書き忘れてましたが、船体を組み立てるとき、一緒にスタンドも組んでおくと、製作中の船体を置けるので便利です(船体受けのパーツは、まだ接着しないでスタンドに差し込んであるだけです)。で、サフェーサーですが、写真のように、筆にたっぷりとサフェーサーを取って、ボッテリと置いていく感じで、周囲を塗りこめて行きます。当然、乾燥に時間がかかるので、スタンドに乗せて、最低でも1日は乾燥させます。乾燥により溶剤分が飛んでしまうと、サフェーサーがひけて合わせ目のラインがくっきりと浮かび上がります(これも写真取り忘れた…)。見た感じ、全然埋まっていないように見えますが、それでもちゃんと埋まっているので(実際、ヤスリをかけてみると分かります)あわてたりしないように。

 サフェーサーが乾く時間がもったいないですが、その時間を利用してやれる事はあります。次回はそれを説明していきましょう。今回の解説は、とりあえずここまで。

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管理人のひみつ
HN:
藤碕シキ
年齢:
48
性別:
男性
誕生日:
1971/06/07
職業:
ITヤクザ(プログラマーとも言う)
趣味:
模型、ゲーム、おえかき
自己紹介:
 「だって、”パーツが無いから作れません”って、モデラーの言うセリフじゃねーべ??」を信条とする、自称・異端派モデラー。

 最初は1/700艦船模型しか作らないモデラーだったのが、今や戦車(1/72メイン)とかガンダムとか東欧メーカの怪しい、ゲホゴホ、良いキット(笑)とかフィギュア(萌え系)とか飛行機とか、色々作るカオスモデラーへと立派な進化(突然変異??)を遂げ(てしまい)ました。必殺技は”エッチングパーツの自作””アルプスMDプリンタを使わない白デカールの自作”(笑)。

 趣味関連の座右の銘は「気に入ったら見境無し」「模型は作ったヤツがエライ」

 模型以外では、'80年代の黄金期のシューティングゲームをこよなく愛するゲーマーにしてTYPE-MOON信者(いわゆる月厨だ)、トレッカーかつシャーロキアンでラヴクラフティアン、最近『エリア88』を読み直して以来の新谷かおるファン…って、”それ以外”でもカオスです(爆)。

 かみつかないからなかよくしてね。
※但し、時々ツンデレの発作が出る事があります(笑)。

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