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藤碕シキPresents・なんでも作る模型ブログ。
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 …と言うことで、途中でダレなきゃとっくの昔に完成してたはずの伊-400も、今回でやっっっっっと完成です。

 最後の一撃仕上げとして、全体にサテンクリアー(半ツヤのクリアー)を吹きます。今回は、ファレホ・モデルエアーの”サテンバーニッシュ”を使いました。余談ですが、モデルエアーのバーニッシュ(グロス(ツヤあり)、サテン、フラット(ツヤ消し)の3種)は、モデルエアーとしての生産が終了して、モデルカラーのほうに統一されました。こちらのほうは使ったことが無いので良く分かりませんが、モデルカラーのほうは筆塗りメインなので、まあ、今までも言ってきたことですが、ファレホのエアブラシ吹きの鉄則、「エアブラシクリーナーで必ず希釈する」のを忘れずに。

 クリアーでのコートですが、塗面の保護だけでなく、ツヤを統一して、模型をより見栄え良くすると言う効果があります。特にデカールを貼った場合には有効です。ツヤの無い塗面に対して、ツヤツヤのデカールがそのまま張り付いているというのは、見てて非常にみっともないですわな。まあ、塗面とデカールのツヤの差は完全に解消されることはあまり無かったりするんですが、でも見栄えは格段に良くなります。他、特にサテンクリアーを吹いた場合ですが、ツヤ加減が統一されることにより、色調にまとまりが出てきます。筆塗りの場合は、コートによって刷毛目が適度に押さえられる、と言う効果も。

 で、伊-400本体、晴嵐、飾り台(今まで書いてませんでしたが、船体を置くパーツは黒く塗装しておきます)に吹いてよーーーく乾燥させて、

伊-400、ようやく(笑)完成です!!

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 『晴嵐』は、固定せずに載せているだけです。固定する場合は、ピットマルチ(参照)を使うのが良いと思います。つけ剥がし出来るようにすれば、展示会などでの輸送にも便利になる事かと。

* * * * * *

 今更こんなこと言うのも何ですが、私自身、模型の作り方は独学でマスターした手前、各工程の説明がどうにも不足だったり上手い言い方でなかったり、また、もしかしたら間違いを書いてるかもしれませんが、大体において、模型の作り方ってのは、まあ、大体こんな具合です。模型のスキルってのは、どんなジャンルも応用が殆どで、これは、とにかく数をこなさない限り、身につくことはありません。

 とりあえず、初心者向け企画はこれで一応クローズとしますが…まあ、何か思いついたら、突発的にまたやりだすかもしれません(笑)。その時は、どうぞよしなに。

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 仕上げも大詰め。あと少しの工程で完成と相成ります。

 …と言うことで、塗装→デカール貼りとやってきたわけです。じつを言うと、これで完成としてしまっても良いのですが、ここから更に一味加えて、より深みのあると言うか、メリハリのある完成品にしてみましょう。

 模型で言う”メリハリ”とは、もしかしたら、人により定義が色々になるかもしれませんが、大体において、”立体であることをより際立たせること”と解釈して良いでしょう。明るいところは明るく、暗いところは暗く、というのが基本的(今回はこの言葉がバンバン出てくることだろうな(笑))なところとなります。陰影をくっきりさせて、縮尺された模型の存在感をはっきりさせる、と。

 と言うことで、まずは「暗いところをより暗く」の基本技法である”墨入れ”から行ってみましょう。墨入れとは、基本的に、模型の凹部分に暗い塗料を流して、凹んでいるところを強調する技法を言います。伊-400の場合だと、船体側面の排水口が、主だった墨入れ箇所になります。専ら使われるのは、後からの拭き取りが容易なエナメル塗料(タミヤエナメル)です。

 では早速行ってみましょう。ここではタミヤエナメルの”フラットブラック”を、溶剤で薄く溶いて、排水口やら凹んだところや入り組んだところにベタベタと塗っていきます。こんな具合に↓↓↓。

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 薄め加減が難しいですが、あまり濃くても、拭き取ったとて塗面がくすみがちですし、あまり薄くても、墨入れの効果が中々出てくれません。細いモールド(筋彫りなど)には、筆でベタベタとやるよりも、毛細管現象を利用して、薄めた塗料をツーっと流せば綺麗に墨入れ出来ます。黒は、グレイで塗装した部分にのみ施します。

 で、ブラックが乾いたら、溶剤を含ませた綿棒や筆などで、余分なエナメル塗料を拭き取っていきます。

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 拭き取りのコツとしては、凹部分の塗料まで拭き取ってしまわないように注意することは言わずもがなですが、拭き取りの綿棒などはこまめに取り替えて、”余分な塗料を拭き取るつもりが、気が付いたら汚れた溶剤を塗り広げていた”なんて事態にしないこと。溶剤の量も気をつけて、あまりたっぷり含ませるようなことはしないで、程々の量で拭き取りを行うようにしましょう。あとは、拭き取るとき、あまり力を入れないこと。特に水性アクリルは、塗膜が弱いので、注意して拭き取りを行わないと、知らず知らずに塗ったはずの色が綿棒の先っちょについてたり…なんて事になりやすいです。

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 これが使用済みの綿棒たち。この位に汚れたら、未練を残さずにさっさと次の綿棒に替えてしまいます。綿棒は比較的安いものなので(銘柄にこだわらなければ、¥100均で安く仕入れられますし)、こんなところでケチケチしない事。

 また、今回は事前にクリアーを吹いておいたのでその心配はあまり無いのですが、バリバリのつや消しの塗面への墨入れは、出来ることなら避けたほうが無難です。つや消し面への墨入れは、墨の色がザラザラしたつや消しの塗面にじわりと染み広がってしまって、殆ど拭き取れなくなってしまって、塗装が全体的に黒ずんでしまいます。

 ちなみに、今回は特に意識して行いませんでしたが、拭き取りのさい、道具を動かす方向に注意すると、軽いウェザリングの効果を出すことが可能です。伊-400ならば、船体側面は上下方向に動かすと、潜行/浮上を行う潜水艦らしい仕上がりにすることも可能です。

 木甲板にも墨入れを施しますが、この部分には、油絵の具(初心者向け講座では反則(笑))を使っています。

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 …まあ、エナメルでも一向に構わないんですけど、油彩(私はホルベインを愛用しています)は、木甲板に使えそうな褐色系の色が豊富に揃っているので、専らこっちを使っている次第。上の写真では3色写ってますが、これ以外の色も使って、ランダムにまぜこぜして使っています。ここらへんはいつも適当なチョイスなので、色は作品ごとに定まっていません。。暗い色は板目に流して、明るい色は、墨入れした後に少量を薄く塗り伸ばして、下地の色に微妙な変化を付けています。木甲板の仕上げは、船体(グレイ部分)よりも控えめにして、必要以上にくどい仕上がりにならないように(モノが小さいので)注意しています。まあ、ここらへんの匙加減は、数をこなさないことにはどうにもなりませんけど。私もまだ試行錯誤の段階です。

 墨入れの後は、「明るいところをより明るく」の基本技法である”ドライブラシ”を行います…っても、経過写真撮り忘れてるんですが(爆)。

 ドライブラシは、基本的には、筆に塗料を付けたら、その塗料を拭い取ってしまい、筆に極少量残った塗料を模型に擦り付けて、塗装に微妙な変化を付ける技法です。角っこにドライブラシを施すと、エッヂが強調され、輪郭がくっきりと浮き上がってきます。角っこだけでなく、平面に施せば、単調な塗面に微妙な変化を付けることも可能だったりします。今回は、やはり油彩の明るいグレイ系を使ってドライブラシを施しました。これも、基本的にはエナメル塗料を使います。

 油絵の具と言うのは、もともと透明度の高い絵の具なので(おまけに乾燥も時間がかかる)色が乗りづらいのですが、それ故に、微妙な調子が簡単に付けられたりもします。また、エナメル塗料でのドライブラシは、下手すると塗面がすぐガサガサになりやすいのですが、油彩の場合は、その危険も殆どありません。

 ついでに言うと、艦船模型の仕上げでドライブラシを使う人間というのは、かなり少数になると思います。まあ、使ったとて、その範囲はかなり限定的でしょう。まあ、実際にフネには無縁な技法だったりするんですけどもねえ…でも、輪郭を手っ取り早く際立たせる技法ってのは殆ど無いし、モノが小さくてその分目立ちにくいフネの模型には(特に1/700では)かなり有効な技法だと思うんですが。

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 …で、ドライブラシを施して、それがすっかり乾いた所で、司令塔から機銃から、すっかり接着して組み上げてしまいます。飛行機はまだ乗せているだけです。ちょっとドライブラシが足りないかな~、という気がしないでもないですが、とりあえずこれで良しとしましょう。

 でもって、次回、いよいよ伊-400の完成と相成るわけです。

 …しかしここまで長かった。

 無意味に(マテ)。

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 全ての塗装を終えて、ここから最後の仕上げに入ります。まずはデカール貼りです。

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 ドアップ失礼(笑)。これが、キット付属のデカールです。デカールと言うのは、部隊章などの意匠や、コーション(注意書き)や機体番号の類の文字などの図案を再現(表現)した、水張り式のシール(シールというのはあまり相応しい喩えではないかもしれませんが)の事です。ベースのシートに、水溶性の糊が塗布してあって、それを溶かして、図案を模型の表面に”貼り付ける”、と言うわけ。

 じつを言うと、こと、フネに関しては、空母以外にデカールを貼ること自体が極めて少ないため、あまり得意ではない作業だったりします(笑)。

 では、早速、貼り方の説明を。

* * * * * *

 まずは、一枚になっているシートから、貼る図案だけを切り出します。

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 上の写真でもちょろっと書いてますが、図案部分には、薄い透明なフィルム状のもの(ニスと言います)がかかっています。図案周辺の余白部分は、まったくの不要部分なので、切り出すときは、可能な限り、図案のギリギリのところを切り出すようにしましょう。これが残っていると、後で目立ってしまう場合があります。

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 切り出したら、水の中に数十秒突っ込みます。これはデカールにより千差万別なのですが、あまり長く漬けておくと、糊がすっかり流れ落ちてしまうので、長くても、漬けておくのは30秒くらいに留めておきます。

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 水に漬けたデカールを、上の写真のように、ティッシュなどの水を吸うものの上に置いておいて、余分な水気を切ると同時に、水をよく染み込ませて、糊を溶かしてしまいます。

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 貼る頃合は、こんな具合に、台紙から図案が動かせるようになったときです。図案に触るときは、基本的には、先の尖ったものは使わずに、傷をつけないように、水を漬けた綿棒などを使うようにします。動かない場合は、水に漬ける時間が足りないので、また水に漬けておきます。

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 貼る部分は、予め水で湿しておきます。この湿した部分に、図案をずらして持ってきます。、先ほど同様に、綿棒などでそっと触って貼り付け位置を微調整します。

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 正位置に持ってこれたら、図案をよく密着させて、余分な水分をそっと吸い取ってしまって、残った水気をよく乾かしておきます。

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 飛行機のマークも同様に貼り付けていますが、フロート先端の赤帯(デカール①)と胴体の日の丸(デカール③)は、今回は使っていません。①に関しては、あまりの小ささ故に失敗しそうだったのと、③は実際に失敗してしまったからです(笑)。これらは、細い筆の先っちょをつかって、そっと手書きしています。発色が弱いですが、とりあえずこれで良しとしておきます。まあ、上手く貼れなかった、かつ、上手く書けそうにないな、と思ったら、潔く無視してしまうのも手です(マテ)。

 デカール貼りを全て終えたら、次回は、墨入れを施していきます。

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 また間が空いてしまいました。すみません。まあ、間が空いた、ってのも、まじめに模型に取り組んでた故の事ではあったりするんですが(マテ)。

 と言うことで、前回までで基本の塗装(伊-400本体の塗装)が完了しました。これから大詰めの仕上げに入るのですが、その前に、細部の塗装を済ませてしまいます。ここで言う”細部”とは、機銃と艦尾のプロペラ、艦載機の塗装を言います。

 …と、その前に、まず、全体に”クリアー(つやあり)”を吹いておきます(写真を撮り忘れた…)。あまり厚塗りにせず、つや消しの表面が半つやになるくらいでOKです。

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 まずは艦尾プロペラから。シャフトにはファレホカラーの”シルバー”、プロペラ本体には同じくファレホの”ブラス”を使用しています。キットの塗装説明では、シャフトの塗装指示がありませんが、普通、シャフトは無塗装なので、銀色に塗っておきます。一般のお店では中々入手できないファレホを使っていますが、使う塗料は別になんだって構いやしません。

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 機銃は、銃本体を、やはりファレホの”ガンメタルグレイ”で塗り分けます。機銃も、塗装説明では特になにも指示がないところですが、1/700と言っても、さすがにグレイ一色では見栄えが悪いです。

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 『晴嵐(せいらん)』。途中写真を撮り忘れて、いきなり殆ど仕上がった状態になってますが(笑)。

 緑は、タミヤの『暗緑色2』、下面のグレイはGSIクレオス・水性ホビーカラー(以下、クレオス)の”明灰白色(1)”にフラットベースを混ぜたもの。キャノピーは、ちょっと試してみたかったので、ファレホ・パンツァーエースの”ペリスコープ”を使用。プロペラは、タミヤの”レッドブラウン”。主翼前端の識別帯の黄色は、タミヤ”フラットイエロー”。胴体の日の丸とフロート前部の赤帯(プロペラ位置を知らせるマーキング)は、クレオスの”モンザレッド”。

 最初に明灰白色をエアブラシで吹いて(細かい上に小さいので、厚吹きかつ吹き残しの無いように注意!!)、あとは筆で緑やら茶色やらを塗っていきます。胴体の日の丸とフロートの赤帯ですが、デカールで用意されていますが、ここでは塗装でやってしまいました(理由は後述)。塗装説明では、主翼前端の黄色が無視されていますが、実機ではちゃんと塗り分けられていたようなので、(いいアクセントにもなるから)忘れずに塗っておきましょう。

 ここではメインで使っていないのでさらりと流しますが(失礼)、筆塗りのコツは、溶剤で適度に希釈して、塗るさいは、”筆で塗りこめていく”と言うより、”筆で塗料を置いていく”ようにすると、下地も変に透けずに塗ることが可能です。希釈は、塗料と溶剤を別々にとっておいて、まずは筆に溶剤を含ませて、その溶剤で塗料を希釈して、塗りやすい濃度にした塗料を塗っていく…というふうにやっています。1回の塗装で完全に塗れる(=下地の透けが無くなる)ものではないので、必然的に数回に分けて塗ることになりますが、大体2~3回の塗装で決まるように注意してください。また、塗料の濃度が濃いと、筆の”刷毛目”が残って、みっともない仕上がりになってしまいます。ある程度は最終仕上げでリカバーできますが、可能な限り、刷毛目を残さないように注意してください。また、赤と黄色は、模型用塗料の中でもかなり透けやすいものなので、本来ならば白で下地を作って、その上に塗ってやらないといけない所なのですが、ここでは下地を省いて塗っています。まあ、そうは言っても、このスケールで、小面積の塗装なら、大体2回の塗り重ねで、下地の透けは殆ど目立たなくなってしまいます。

 筆塗りも、本来ならば、別に記事を立ててやらないといけない所なので、ここでは詳しい解説は行いません、悪しからず。

 ここまでの工程で、全ての塗装が完了です。次回からは、いよいよ最後の仕上げに入ります…。

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 …何か、前回中途半端で終わってるやん(笑)。

 で、前回、グレーを吹いて、乾いてからマスキングテープを剥がすとこんな具合になります↓↓↓。

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 前回も書きましたが、ハルレッドを広く吹きすぎたため、グレーをしっかりと(ハルレッドが透けないように)吹いたため、プレシェードの効果が殆ど消えてしまっています。まあ、これは後の仕上げでどうにかします。

 船体にグレーを吹くのと同時に、司令塔や細かいパーツにもグレイを吹きます。

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 塗装するときは、1回(1色)の塗装で、その色で塗るもの全てを塗装してしまうように注意してください。これが意外に忘れやすかったりするんですよね。また、特に小さいパーツ(ここでは3連装機銃や備砲など)は、あらゆる面からしっかりと塗料を吹いておきましょう。こういう小物の、塗料の吹き残しと言うのも、意外に目立つものだったりします。特にパーツの持ち手をつけていない機銃は、塗料が触れるくらいにまで乾燥したら、さっさと次の未塗装部分を曝して…と言う具合にガンガン吹いていきます。

 船体と司令塔のグレーをしっかりと乾燥させたら、木甲板部分の塗装をします。

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 で、上の写真は既に木甲板を塗装してしまった状態なのですが(笑)、このように、念入りに(テープの隙間に塗料が吹き込まないように)グレイの部分をマスキングしておきます。…とか言ってて、船体部分はマスキングしていないところもあったりしますが、細かい構造物は後で筆塗りで対処できるし、また、どうしても覆いづらい部分や覆えない部分と言う箇所も出てきてしまう場合があるので(船体中ほどのハッチ状のものとか、後部備砲の取り付け基部など)、こういうところも、木甲板色吹いた後で、潔く(笑)後で筆塗りしてしまいましょう。使用したのはタミヤの”木甲板色”です。

 ちなみに、私の師匠は、甲板を殆どマスキングしないで塗装してしまいます。ハンドピースのエア流量をギリギリまで絞って、非常に細かい吹き加減で塗装してしまうという…。ここで紹介している本でそれについて書かれているので、興味ある方はぜひ見てみてください。

 で、マスキングを剥がして↓↓↓。

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 基本塗装が殆ど完成したところ…なんですけど。

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 光の加減でこう見えているように思えますが、これ、マスキングの間から塗料が吹き込んでしまってるんです。他にも、

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 分かりづらいのですが、これは、グレイの吹き方が足りなくて、下地が露出しているんです。いっかな注意したとて、こういうミスは、多少は生じてしまうものだったりします。今回については、幸い??面積が小さいので、グレイの筆塗り(マスキングはしません)でリカバーします。このときの注意としては、塗料はとにかくしっかり混ぜること。攪拌が足りないと、同じ色とて、筆塗りとエアブラシで色調に差が出てしまうことがあります。まあ、仕上げの工程である程度のゴマカシを効かせることも出来ますが、可能な限り、しっかり綺麗に修正してしまいましょう。

 また、修正と一緒に、マスキングしなかった部分への塗装も施します。レールや備砲の取り付け基部のような、細長いモールドの部分(の上面)は、筆の穂先ではなくて筆の腹(側面)を使うと、綺麗に塗装できます。細かい構造物もそうですが、側面部分は、塗りにくいと思ったら、現段階では、とくに何もしないでもOKです。

 …と言うことで、これで基本の塗装が完了しました。次回からは最後の最後、仕上げの工程に突入します。

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 前回が道具の説明に終始してしまったため、タイトルのナンバリングを変更しました。

 ってのはさておき。ようやく塗装に入ります。と言うか、入れます(笑)

* * * * * *

 使うのがエアブラシだろーが筆だろーが何だろーが、”模型の塗装”で最も注意することは、「とにかく単調な塗りにしない」ことだと思います。何故か、と言うところを突っ込みだすとまた無意味に長くなりそうだし(笑)、私自身もまだ上手く言葉で説明できない部分が多いので、今の段階では割愛しますが、たとえ1色の塗装でも、ある程度の強弱や明暗などの調子をつけると、それだけで見栄えも違ってくると言うものです。

 と言うことで、最近、私は専ら”プレシェーディング”なる技法を使って塗装をしています。本塗装の前に、予め凹部や入隅(いりすみ。2つの平面が出会った所の内側の隅)、などの奥まった所あんどの、影になる/なりやすい部分に黒や暗色を塗装して、その上に塗装色を重ねることにより、明暗の調子をつける技法です。

 で、早速、プレシェードとして、黒を吹いていきます。

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 使用したのは、GSIクレオスの水性ホビーカラー(以下、クレオス)の「つや消しブラック」。こんな具合に吹いていきます。とりあえず、木甲板部分は避けて吹いています。

 プレシェードが乾いたら、次は船腹の赤を吹きます。使ったのはタミヤアクリル(以下、タミヤ)の”ハルレッド”。

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 赤い部分の上限(赤と本体のグレイとの境目)は、本来は後部のスクリューガードよりも下になるのですが、境目付近で変に色が透けることの無い様、船体側面のほぼ全面にしっかりと吹きつけておきます(後で書きますが、今回はちょっと失敗でしたが)。

 注意点としては、ハルレッドに限らず、吹くときは均一に塗ろうとしないこと。プレシェードを消さないのもそうですが、吹き重ね具合を所々で調節して、塗面に色の濃淡が出るようにすること。ただし、そうは言っても、下地のプライマー色が透けてしまわないように注意。ハンドピースの動かし方(動かすスピードやトリガーの引き具合など)一つで、ミストの吹き付け具合にかなりの差が出てきます。こればかりは実際に体験しないことにはなかなか分からないものですが。

 ハルレッドが乾いたら、次は本体のグレイです。まあ、当然ですが、グレイの吹きつけは、先に塗ったハルレッド部分に塗料が付かないようにしなければなりません。

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 そこで、マスキングをするのですが、マスキングテープ(私はタミヤのものを使用)は、テープの縁は避けて使うようにして下さい。タミヤのものはケースに入っているのですが、普通、マスキングテープと言うのは、テープの縁が外部に露出しています。それをそのまま使うと、縁についた埃などのゴミを塗面に巻き込むことになるのと、塗り分け部分がシャープに仕上がらなくなる危険性があります。上の写真のように、カッティングマットに貼り付けて(カッティングマットは綺麗にしておくこと)、縁を切り取ってから使うようにします。

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 テープを貼り付けた状態。グレイを乗せたくない部分は、しっかりとマスキングしておくこと。また、塗り分け部分がまっすぐになるように注意しましょう。ここはテープを長く切り出して、一発で覆えるようにした方が良いです。テープの継ぎ足しだと、塗り分けがガタガタになったりする危険があります。また、艦首と艦尾はテープの隙間が開きやすいところなので、隙間から塗料が吹き込まないようにしっかりと覆っておきます。

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 グレイを吹きました。使ったのは、タミヤの”呉海軍工廠グレイ”。船体側面と、カタパルトや収納クレーンなどの甲板の木部以外にも吹いておくのを忘れずに。甲板部にはマスキングをしていないので、余計な部分まで塗らないように気をつけましょう。

 ここで失敗。先のハルレッドを、結果として余計なところまで吹いてしまったため、その分グレイを”しっかり”吹いてしまったため、プレシェードが殆ど出ていません。まあ、これについては仕上げの段階で対処します。

 また長くなりそうなので、とりあえず、今回はここで区切ります。次回は木甲板の塗装をしようと思います。

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 塗装下地を作ったら、いよいよ、塗装に入ります。

 前にも書きましたが、個人的に、「模型の完成度と言うのは、塗装でほとんど決まってしまう」と言い切ってしまって良いくらい、非常に重要なファクターだと思っています。いっかな製作に凝ったり高いディティールアップパーツを使いまくったりしたところで、塗装が駄目だと、それだけで今までの苦労が水の泡と化してしまいます。こう言っちゃ何ですが、特に艦船模型は、塗装については他のジャンルより遅れていると思います。単調なベタ塗りや、スケール感をぶち壊しにしているエイジングやウェザリングが大手を振ってまかり通っているという状況です。まあ、1/700と言うスケールでは、他スケールのような塗装の技法が採りづらいのは確かなんですけど、そういうのも如何なものかと。

 閑話休題。

 もし今これを見ているあなたが、まったくの模型初心者で、かつ、これからも模型を続けて行きたいという意思が有るのならば、工作よりも、まずは塗装を徹底的に鍛えることをお勧めします。塗装の殆どいらないガンプラをメインにする、と言う場合でも尚更。

 前置きが長くなりすぎました。早速伊-400の塗装に入りましょう。

* * * * * *

 その前に、私が使っている塗装の道具を紹介していきましょう。と、書き忘れましたが、初心者向け記事となっているものの、塗装はエアブラシメインで進めていきます。

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 これが、私が塗装時にメインに使っているエアブラシ(正確にはハンドピースと言います)。ウェーブの”スーパーエアブラシ・アドバンス02”と言うモデルです。いわゆるダブルアクションと言うタイプで、トリガーの引き具合で塗料の吹きだし具合をコントロール出来るものです。それ以外に、エアの吐出量が調節できるバルブも備わっているため、表現の幅がかなり広くなっています。これ以外にも、メタリック塗料&下地剤吹き用に、同じウェーブの”EZ500”と言うモデル(こちらはシングルアクション)も使用しています。

 ハンドピースにエアを供給するコンプレッサーは、これを使っています↓↓↓。

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 ワークの”しずか御免”と言うモデルです。これは、模型用(に限らないか)のコンプレッサーとしては、名前のとおり、最も動作音が静かな物です。冷蔵庫以上に静かな動作音で、夜間に使っても、家の中はおろか、ご近所にも迷惑をかけないと言う。まあ、その代わり、エアの圧力も模型用(に限らず)としては最も弱いものだったりするんですが(そのため、ハンドピースは、口径0.3mmのものまでしか使えません)。と言っても、その最弱のエアで困ったことは今までありませんが。

 他、塗装したパーツ等を保持するための”ペイントベース”と言う道具も使っています(参照)。私が使っているのは、リンクで紹介しているものですが、クレオス等からも類似のものが出ていますし、自作も可能なものだったりします。他にも竹串やら爪楊枝やら目玉クリップやらスタイロフォームやら練り消しゴムやら、ちょっとフォローし切れないくらいに色々なものが使われているので、模型誌(とくに塗装の特集などの号)やら他のブログとかを各自で参照して頂けると…。

 あと、エアブラシ塗装の常として、高い道具ですが、ペイントブースは必須です。

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 判りづらいと思いますが、上の写真の一番左に移っている四角いのが私の使っている、タミヤの”ペインティングブース”です。現在は改良型の”Ⅱ”の登場により絶版になったモデル。とあるお店で、殆ど投売り状態価格で売ってたのを買ったものです。エアブラシ塗装と言うのは、霧状の塗料を飛ばして塗装を行うものなので、ちゃんとした換気設備がないと、霧状の塗料(ミスト)が部屋の中を漂うことになります。それを吸い込むのは体によくないし、埃としてあちこちに積もることにもなります。

 とりあえず、これらがエアブラシ塗装に必須の道具となります。他にも色々細かいのがありますが、それらについては、今後、随時紹介していくことになると思います。

* * * * * *

 …で、やっと塗装の解説に入るのですが、ここまでで長くなりすぎたので(爆)、とりあえず、ここで一区切り入れることとします。しかし俺の書く文章って、ホントに長いよなあ…。

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HOMENext ≫
管理人のひみつ
HN:
藤碕シキ
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1971/06/07
職業:
ITヤクザ(プログラマーとも言う)
趣味:
模型、ゲーム、おえかき
自己紹介:
 「だって、”パーツが無いから作れません”って、モデラーの言うセリフじゃねーべ??」を信条とする、自称・異端派モデラー。

 最初は1/700艦船模型しか作らないモデラーだったのが、今や戦車(1/72メイン)とかガンダムとか東欧メーカの怪しい、ゲホゴホ、良いキット(笑)とかフィギュア(萌え系)とか飛行機とか、色々作るカオスモデラーへと立派な進化(突然変異??)を遂げ(てしまい)ました。必殺技は”エッチングパーツの自作””アルプスMDプリンタを使わない白デカールの自作”(笑)。

 趣味関連の座右の銘は「気に入ったら見境無し」「模型は作ったヤツがエライ」

 模型以外では、'80年代の黄金期のシューティングゲームをこよなく愛するゲーマーにしてTYPE-MOON信者(いわゆる月厨だ)、トレッカーかつシャーロキアンでラヴクラフティアン、最近『エリア88』を読み直して以来の新谷かおるファン…って、”それ以外”でもカオスです(爆)。

 かみつかないからなかよくしてね。
※但し、時々ツンデレの発作が出る事があります(笑)。

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