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藤碕シキPresents・なんでも作る模型ブログ。
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 下地作りは続きます。まずは前回のプライマー吹きで顕わになった傷の修正です。

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 プライマーなりサーフェイサーなりの上に盛ったパテ等をヤスリがけする際の注意としては、あまり力を入れず、丁寧にヤスリがけを行うことです。力を入れてヤスリがけをしてしまうと、露出したプラと吹いた下地に段差が生じてしまいます。一旦段差が生じてしまうと、これを消すのは至難の業です。下手すると、前に吹いた下地をすっかり落として吹きなおし、なんて事態になることも。これも、光に当ててあちこちから表面の状態を良く観察しながら作業していきましょう。

 併せて、司令塔や艦載機、武装などの細かいパーツにも、プライマーを吹きます。

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 このような大きめのパーツは、船体同様にしっかりとプライマーを吹いて、しっかりした下地を作っておきます。

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 砲、機銃などの細かいパーツは、組み立て以外であまり触れることも無いので、軽く吹く程度にとどめてしまっても大丈夫でしょう。

 塗装からの仕上げ工程というのは、作っている模型の出来を確定する大事な工程です。言ってしまえば、どんなに製作に凝ったところで、塗装で全てが台無しになる事だってある位です。特に初心者の方においては、改造やディティールアップよりも、まずは塗装を徹底的に鍛えた方が良いと考えます。

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 目立つ傷をあらかた修正したら、いよいよ塗装下地作りに入ります。

 少なくとも、日本国内において、塗装の下地には、”サーフェイサー”なるものを使うのが一般的です。サーフェイサー(サフェイサーとか、書き方が安定してませんが(笑))なるものは、その5でも登場しましたが、塗装面の傷などを充填して平滑化し、塗料の食いつきを良くするパテの一種です。

 が、日本国内で一般的に流通しているほとんどのサーフェイサーが、ラッカーシンナーを必要とするタイプなので、臭いが非常にキツいという欠点が存在します。まあ、日本国内ではラッカー系塗料(油性アクリル塗料)が一般的なので、あまり問題視されていないようですが、兎角、この手の臭いに喧しい人間と同居しているモデラー諸氏には、かなり頭の痛い問題ではあります。私も、じつを言うとラッカーシンナーの臭いが苦手なので、出来れば下地作りは遠慮したい工程だったりします。薄く溶いたサーフェイサーを、エアブラシで吹いていると、もう頭が痛くなってクラクラするわ…。

 ということで、最近は、こんな下地剤を使い始めました↓↓↓。

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 今までの製作記でも、ファレホの塗料についてあれこれ書きましたが、そのファレホが発売しているプライマーです。このプライマー(プライマーも、サーフェイサーと同じ塗装下地剤です)の最大の利点というのは、とにかく、水性故に、臭いがほとんどしないというところ。微妙に、薬のような臭いはしますが、気にするレベルではありません。欠点としては、舶来品ゆえに入手に難があるところと(日本ではボークスが取り扱ってます)、そのままでは吹きにくいので、ファレホのツールクリーナーでの希釈が必須になる(これは、プライマーに限らず、ファレホをエアブラシで吹く際の鉄則みたいなものです。クリーナーは200ml入りで税込み¥819)、故にどうしても割高になってしまう、この3点が生じますが、とにもかくにも、臭いを気にしなくていいし、水性故に、乾かないうちは水で道具の手入れが出来ると言う”最大の”利点もあります。ちなみに、ファレホのプライマーは、色はグレー、白、黒の3種があって、ボトルは60ml入り(¥630)と写真の200ml入り(¥1470)の2タイプあります。クレオスのサーフェイサーが40mlで大体\400なので、まあ、価格は容量相応、と言えるでしょうか。

 閑話休題。

 で、このプライマーを早速吹きます。ツールクリーナーでの希釈の度合いは、だいたいですが、最大で1:1を目安にします。ちょっとくらいなら、厚めに吹いてしまっても、クレオスのサーフェイサーみたいに、塗面がボテッとなったりとかは、殆どありません。乾燥は、最低でも一晩~1日は置いてください。

 まずは船体に吹いて乾燥させました。

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 ここで、今まで見えなかった細かい傷や修正漏れが浮き出てきます。上の写真で、赤く線を引いた近辺に線状のものが見えると思いますが、それが修正漏れの部分です。今までの作業のやり方も関係してくると思いますが、とにかく、塗装下地作りは一発で終わることの無い工程です。傷を見つけたら、一つ一つ、丁寧につぶしていくこと、これが完成度を高める唯一の方法です。

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 傷が、船体上下の接合部に結構多く出てました。傷部分にパテを盛って、ヤスリをかけて、またプライマーを吹いて…を繰り返して、とにかく根気良く傷をつぶしていきます。

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 新しいPCも使えるようになったので、再開いたします…てか、9月に始めた『伊-400』ですが、すぐ組み終わるわい、とおもって始めたのがもう12月、しかも年の瀬ってヤツですか(笑)。PC以外にも周囲が色々とごたついたりとかしたんだけど、こういうのも何なんだかなあ。

* * * * * *

 というわけで、前回までで、殆どのパーツの下ごしらえが殆ど済みました。これから仕上げの工程に入るのですが、ここでもうひとふんばり。塗装の下地作り前に、大きな傷やパーティングライン、ヒケなどの修正漏れが無いかチェックします。まあ、じつを言うと、ここで下地作りに突入してしまってもかまわなかったりするのですが。

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 組み終わった各パーツを、光にあてて角度を変えてチェックし、大きな傷や窪みなどが無いかをチェックし、もし傷などがあったら、そこをパテなどで埋めて処置する…と、要するに、その4その5でやったことをもう1回やるわけです。ここでは、大きな傷のケアだけに留めておきましょう。後の下地作りの段で、肉眼では判別つけ辛かった細かい傷は見つけられますので。

 あらかたの傷の修正が終わったら、最後まで残ってた、プロペラガードのパーツ(C11、C12)を船体に接着します。

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 パーツは非常に細いので、その8でやったように、ゲート部分を大きく残しておいて船体に接着して、接着が完全になったところで、ゲート共々、パーティングラインを消してしまいます。ケースバイケースですが、こういう細いパーツは、このように、組んでしまってからのほうが、整形が楽になります。また、これもケースバイケースですが、ガードの内側のパーティングラインは、あまり目立たない部分ということもあって、今のところは、特に何も処置していません。

 …ということで、これで、組み立ての工程は全て終えたことになります。あとは塗装と最終組み立て、この2つの工程を残すのみ。さて、また途切れないように気合を入れて、いざ…。

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 引き続き、艦尾プロペラと、機銃などの小物の整形に入りましょう。

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 …と、その前に、その6で形にした、司令塔と格納庫を一つにしてしまいました。まあ、このタイミングでやらなくても別に良いんですけど(笑)。塗装のことを考えると、今の段階でつけない方が、或いは良かったかもしれませんが(理由は塗装のときに書く事になると思います)。

 本題に入りましょう。

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 艦尾プロペラのパーツです。プロペラまわりと一緒に、縦舵や横舵もまるっと一体化されています。これがこのキット唯一の弱点と言えるところで、とにかく、プロペラの造形がショボイなんてモンじゃありません。元が完成品としてのリリースが考えられてた故、可能な範囲で省略した結果だと思いますが。…と言っても、まあ、ここらへんはあまり目に付くところでもないのは確かです(プロペラは真鍮色なので、一応、目立つことは目立つのですが)。ゲートとパーティングラインの処理はデフォルトですが、このパーツも、パーティングラインはあまり目立たないので、目立つ部分のみの整形で済ませても良いでしょう。

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 小物パーツ。機銃(単装×1、3連装×3)、後部に付く主砲、シュノーケル。まずは写真のように、ランナーごと切り出しておきます。このような小物パーツを整形する場合、こんな具合に、ランナーと一緒に切り出すと、差御璽のパーツ保持に非常に便利です。

 ケースバイケースではありますが、このキットの場合、3連装機銃の側面(銃架の部分)と主砲の砲身のパーティングラインを丁寧に処理してください。特に、砲身は、パーティングラインが非常に目立ちやすいです。

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 このような棒状のパーツのパーティングラインを消す場合、耐水ペーパーで挟んで、回しながらヤスリがけを行うのと、形状が崩れる心配がありません。あと、機銃も主砲も、砲口部分(先端部分)を軽く平らにしておくと、見栄えがちょっと違って来ます(殆ど気持ちの問題ですけど(笑))。整形の終わった機銃を残したランナーから切り出す場合は、ニッパーをパーツにぴったりと沿わせて、一気に切り出してしまいましょう。綺麗に切り出せれら、後の処置は必要ありません。とにかく、ランナーから切り離してしまうと、小さいパーツはそれだけで持ちにくくなる(と言うか、つまみにくくなる(笑))ので、整形の手間が生じないように、とにかく注意してください。

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 整形の終わった小物&司令塔、晴嵐、艦尾プロペラ。まだ若干パーツが残ってますが、これで殆ど組み立てが終わりました。次回以降は、いよいよ最終組立の工程に突入します。

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 昨日の司令塔に続き、今回は艦載機『晴嵐(せいらん)』を組み立てます。

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 これが晴嵐を構成する全パーツ。機体本体にフロート×2、プロペラ。組みあがってしまえば、わずか2センチ四方に収まってしまうものですが、ディティールもこのスケールとしてはそこそこで、各翼も、このスケールではかなり薄く仕上がってます。プロペラも、ブレードがスケール相応に細く仕上がってます。

 組み立てですが、対象が非常に小さいことを除けば、今まで書いてきた事とやる事は変わりません。

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 機体パーツのゲートは、小さいなかでも非常に目立つので、ゲートをニッパーでぎりぎりまで切り取ったら、あとはデザインナイフのカンナがけで、パーティングラインともども丁寧に処理していきます。胴体を一周する筋彫りがありますが、丁寧に処理できれば、とくに彫りなおしとかはしなくてもOKです。

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 プロペラ。よりによって、非常に細いブレード部分にゲートが設けられています…っても、まあ、正直言って、つけるとしたら、ここか中央のスピナー部分(これはピットロードのキットに多い)しか無いんですけど(笑)。パーツを指の先でしっかり押さえて、デザインナイフで、ゲートをこれもギリギリの所で綺麗に切り取ります。私はしくじって、ブレードを少し削いでしまいました(涙)。フロートは、ゲートを綺麗に平らにしておきましょう。

 組み立てですが、ちょっと悩むところだと思うのですが、機体にプロペラ接着→フロート接着とやって行ったほうがいいと思います。

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 プロペラはともかく、フロートは、付けてしまうと、内側の塗装がやりにくくなる可能性が大です。或いは、フロートは塗装してから取り付けた方が良いかもしれません。その場合は、接着面に塗膜が残っていると、結果的に接着力が弱くなって取れやすくなってしまうので、フロートと機体の接着部分の塗膜を剥がしてから接着することになります。そうでなければ、エポキシ系接着剤を使って、ガッチリと接着してしまうか。エポキシなら、塗膜の上からでも問題なく接着出来ます。フロートは斜めにならないように注意して取り付けます。


 これで主要パーツの組み立てが終了しました。あとの組み立て工程は、砲や機銃の小物の処理が残るだけとなりました。と言うわけで、次回はその解説を行います。

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 間が空きましたが、気を取り直して再開です。

 前回(http://yamimo.blog.shinobi.jp/Entry/100/)の最後、私はこんなことを書きました。

 「サフェーサーが乾く時間がもったいないですが、その時間を利用してやれる事はあります。次回はそれを説明していきましょう。」

 …と言う事で、今回は”その時間を利用してやれる事”の説明です。

* * * * * *

 模型製作で割と必要なのにあまり注目されないことに、”製作の段取り”と言うものがあります。組説を事前に読んで、仮組みを行って、組む前にどこを先に塗装してしまったら良いか、どこを先に(組説のとおりにではなく)組んでしまうのが良いか、等々、ようは作業の効率化を図るためのスキルですね。まあ、あまり注目されないのは、要するに、こればかりは経験を積まないことには身につかないスキルであるためです。故に、言葉ではどうにも説明しづらい。または、模型誌なりこのようなブログやサイトなりに載っている製作記から汲み取って行くしかないのですが、その製作記にしても、人によっては微に入り細に入りで書いている人もいれば、「○○つくった。見て」程度で済ませてしまう人もいる。私は(自分で言うのもなんですが)割とクドイ文章の書き方なので、一応は細部まで書く傾向にありますけど。…まあ、却って、製作記の書き方から、その人の製作スキルを読み取る事も不可能ではありません??(きゃあああああ!!)

 閑話休題。

 で、サフをボテ塗りして、その乾燥の間に、まずは司令塔(潜水艦の艦橋のこと)まわりを片付けてしまいましょう。

 まずは司令塔本体。

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 司令塔は、実質3パーツ(本体+潜望鏡+シュノーケル)で構成されます。上の写真は本体のパーツ。基本、切り取って、パーティングラインを処理すれば良いだけです。

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 ただ、無神経なことに、ゲートが司令塔の真正面に来てしまっています。それに何か知らんけど、綺麗に切り取るのも結構困難です。ニッパーをぴったり寄せて残ったゲートを切っても、パーツに幾許かのダメージを残すので、ここはパテで処理しましょう。

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 司令塔に限った話ではありませんが、このキットは、接着面がきちんと平らになっていないパーツが多いです。まあ、派手に傾いてたりと言うのは流石にありませんが、上の写真のような、ほんのちょっとの盛り上がりでも、きちんと整形しておくと、完成時の見栄えも多少違ってきます。

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 潜望鏡パーツ。細いパーツですが、ランナーに着いている状態で、デザインナイフの先を使って、上手くカンナがけしてパーティングラインを消して行きます。特に赤丸で囲った部分は、小さいと言ってもかなり目立つので、しっかり消しておくこと。また、ゲートが接着面に来ているので、これもしっかり平らにしておきましょう。

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 格納庫まわり。実艦は、上のパーツの部分に、特殊攻撃機(※特攻機ではない)『晴嵐(せいらん)』を3機格納します。このユニットのおかげで、伊-400は第2次大戦の潜水艦としては、異様な重厚さを持つシルエットとなっています。

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 良く見ないと分かりませんが、このパーツにもパーティングラインが存在します。ただし、配置が巧みなのであまり目立ちません。前部ハッチあたりに目立つラインがあるので(特に図示しません)、そこを処理するだけでOKでしょう。

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 あと、上の写真のように、船体と合わせてみて、隙間が生じないかをチェックしましょう。このパーツも接着面が綺麗になっていないので、少しづつけずっては合わせをチェックして…を繰り返して、なるべく隙間が生じないようにします。まあ、ガタガタになっていなければ、多少隙間が生じてもそんなにおかしくはなりません。

 とりあえず、今回はここまでとします。次回は付属の『晴嵐』について説明していきましょう。

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 前回貼り合わせた船体の、隙間が生じてしまった艦首尾の処理します。

 このような大きな隙間を埋めるさい、気をつけるべきポイントとしては、隙間をしっかりと埋められるもので修正する、と言う事です。埋めるだけなら、このくらいの隙間でも、ラッカーパテでも強引に埋められないことは無いのですが、得てして、切削が容易な素材というのは、見方を変えると、強度もそれなりでしかないと言う事になります。とくにこのような末端部分は、造形のアウトラインでもあるわけなので、弱いマテリアルだと、削る作業がそれだけやりにくくなります。

 と言う事で、ここでは、強度があるマテリアルを使って隙間を埋める事にします。使うのはこれ↓↓↓。

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 ウェーブの”黒い瞬間接着剤”。いわゆるゼリー状瞬着というものですが、色がついているため、普通のゼリー状瞬着よりも、盛り具合や途中の削り具合の確認が格段にやりやすくなっています(もちろん、普通のゼリー状瞬着を使ってもOKです)。また、ラッカーパテよりも強度があるので、それだけ、削りすぎなどの凡ミスの発生率も低くなります。

 使い方としては、黒い瞬着を、要らないプラ板の端切れなどに適量取り出して、それをヘラなどで盛っていきます(ここらへんはラッカーパテと同じです)。ゼリー状瞬着なので硬化に時間がかかりるので、硬化促進剤を使うと良いでしょう(同じウェーブから”瞬着硬化スプレー”というものが出ています)。

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 …スミマセン、作業に没頭してしまって、盛った状態の写真を取り忘れました(爆)。艦首側に膨らんでいるところがあるのが分かるでしょうか??完全に硬化したら(あまりに厚盛りしてしまうと、特に硬化促進剤を使った場合、外側だけが固まって、内部がなかなか硬化しない場合があるので注意)、荒めのヤスリをかけて、ラインを整えます。

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 黒い部分が結構残っていますが、ようするに、これだけ目に付かないラインの歪みが生じていた、と言う事です。削り具合は、あちこち角度を変えて光に当てて見たり、削った部分を指でなでて、スムースに運べるかを触感で確かめたりして確認します。あまりシャカリキになると、ラインが歪んだりで同じ作業の繰り返し、なんて事になってしまうので注意しましょう。

 あとは、船体接合部全周も綺麗に整形するのですが、その前に、1箇所、気になるところがあるので、そこを修正してしまいましょう。

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 艦首から1/3ほど後ろに行ったところに、このような微かなディティールがあります。ここは、実艦ではバルジ(浮力保持、魚雷防御などの目的で設けられた船体の膨らみ)の前端部にあたるところです。手持ちの資料では、このラインがはっきり見える写真が殆ど無いのですが、同じ箇所でラインが変化している事が何とか見て取れるため、くっきり見えるように修正してみましょう。これは、ある程度、模型製作のスキルが無いと難しい工作なので、もし手に余ると感じるならば、あとの合わせ目修正で、一緒に消してしまっても構わないでしょう。

 やり方は、下図のとおりです。これも経過写真取り忘れました(爆)。

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 工具は、デザインナイフが最も適しています。最初に、微かに浮き出ているラインに沿って、ナイフで線を入れておいて(刃の腹をぐっと押し付ける感じで)、バルジ前端が浮き出るように、周囲を少しづつ掘り込んで行きます。彫る幅は大体1mmでOKです。掘り込んだ後は、ラインが自然につながるように、なだらかに削ってしまいます。削り終わりは、だいたいこんな感じです↓↓↓。

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 このくらい浮き出ればOKでしょう。あまり目立たない工作ではありますが、案外、こういう細かいところで完成度に差がついたりするんですよね。そういう細かいところに気づくか否かは、これはもう色々作って経験を積んで行くしかありません。

 バルジ前端の掘り込みが終わったら、合わせ目部分全体に、サフェーサー500を塗りこんで行きます。

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 書き忘れてましたが、船体を組み立てるとき、一緒にスタンドも組んでおくと、製作中の船体を置けるので便利です(船体受けのパーツは、まだ接着しないでスタンドに差し込んであるだけです)。で、サフェーサーですが、写真のように、筆にたっぷりとサフェーサーを取って、ボッテリと置いていく感じで、周囲を塗りこめて行きます。当然、乾燥に時間がかかるので、スタンドに乗せて、最低でも1日は乾燥させます。乾燥により溶剤分が飛んでしまうと、サフェーサーがひけて合わせ目のラインがくっきりと浮かび上がります(これも写真取り忘れた…)。見た感じ、全然埋まっていないように見えますが、それでもちゃんと埋まっているので(実際、ヤスリをかけてみると分かります)あわてたりしないように。

 サフェーサーが乾く時間がもったいないですが、その時間を利用してやれる事はあります。次回はそれを説明していきましょう。今回の解説は、とりあえずここまで。

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管理人のひみつ
HN:
藤碕シキ
年齢:
48
性別:
男性
誕生日:
1971/06/07
職業:
ITヤクザ(プログラマーとも言う)
趣味:
模型、ゲーム、おえかき
自己紹介:
 「だって、”パーツが無いから作れません”って、モデラーの言うセリフじゃねーべ??」を信条とする、自称・異端派モデラー。

 最初は1/700艦船模型しか作らないモデラーだったのが、今や戦車(1/72メイン)とかガンダムとか東欧メーカの怪しい、ゲホゴホ、良いキット(笑)とかフィギュア(萌え系)とか飛行機とか、色々作るカオスモデラーへと立派な進化(突然変異??)を遂げ(てしまい)ました。必殺技は”エッチングパーツの自作””アルプスMDプリンタを使わない白デカールの自作”(笑)。

 趣味関連の座右の銘は「気に入ったら見境無し」「模型は作ったヤツがエライ」

 模型以外では、'80年代の黄金期のシューティングゲームをこよなく愛するゲーマーにしてTYPE-MOON信者(いわゆる月厨だ)、トレッカーかつシャーロキアンでラヴクラフティアン、最近『エリア88』を読み直して以来の新谷かおるファン…って、”それ以外”でもカオスです(爆)。

 かみつかないからなかよくしてね。
※但し、時々ツンデレの発作が出る事があります(笑)。

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