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藤碕シキPresents・なんでも作る模型ブログ。
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 艦橋の製作はまだ続いているわけですが、その前に、艦橋より手数は少ないけど数が多い主砲をかたづけてしまいましょう。

 模型制作において、何が一番ゲンナリするかと言うと、こういう、数のある同一部品の製作でしょう。まあ、好きでやっている趣味ゆえ、ゲンナリするだの何だのとは、絶対に言ってはいけないことだと思いますが…という事で、カタを付けてしまいました↓↓↓。

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 工作じたいは、そのろくで書いたのと一緒。糸鋸で割って、切断面をヤスリがけして全長で0.5mm詰めて、割ったのをまた一つにして、砲身を付けて…と。割った砲塔パーツを付けるときは、中心(中央にある盛り上がりの頂点)を合わせるようにします。詰めたぶん、ラインの繋がりがおかしくなるため、パテを盛っておきます。ラッカーパテで充分でしょう。ここでは、とりあえずパテを盛ったところの処理は後回しです。砲塔パーツは、裏側にゼリー状瞬着(ここではウェーブの”黒い瞬着”を使用)を盛っておいて、補強とします↓↓↓。

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 砲身パーツは、持ちやすくなるので、砲塔にくっつけてから整形しても良いでしょう。次回からは、ようやく艦橋の追加工作へと入ります。

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 艦橋窓枠の工作、全て完了。現時点でどんな感じかと言いますと↓↓↓。

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 いけね、影になって見えなくなってしまった部分が。

 修正前の、あの厚ぼったい窓枠を作り変えるだけでも、かなり印象が変わって来ますね…って、やっぱ手前味噌かなあ(笑)。ただ、窓枠に使ったプラ線が細すぎたでしょうか??これはちょっと、塗装の時に苦労するかもしれませんが、まあ、それはその時の話です。

 前にも書きましたが、このキットは、設定年代は1944年の最終時となっていますが、艦橋に限って言うと、これは1940年の状態だったりします。因みに、このキットがリリースされたのは1994年。『大和』リニューアル直前と言う時期ですが、その時においても、個艦の相違点の表現については等閑でした。まあ、ここらへん、今と当時の”状況”という物を無視して、安易に批判などはできないのですけれども。

 で、艦橋を1944年状態にするにあたって、今回は以下の追加工作を行う事とします↓↓↓。

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 ガチガチの考証となると、キットのパーツは全く使えなくなるので、押さえるべき所のみを押さえる、と言う方向で作りこんで行きます。ま、それがイヤならフジミの新しいキットを買え、というだけの話(笑)。

 話変わって。

 主砲ですが、じつはピットロードのパーツには、"そのまま船体に付けると1、4番砲が旋回出来なくなる"と言う問題があったりします。赤丸の部分に注目↓↓↓。

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 これは1番砲塔の例ですが、キットパーツに較べて前後が長くなっているため、後ろがバーベットor構造物の端につっかかってしまうのです(形状じたいは、ピットロードのほうが正確です)。まあ、今回は砲の旋回は考えていないので、知らんふりして固定してしまっても構わなかったりするのですが、それもちょっと面白く無いので(笑)、詰めることにします↓↓↓。

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 写真右から、キットのパーツ、ピットロードのパーツそのまま、ピットロードのパーツを詰めたものです。分かりにくいですが、真ん中と左側で、左側が若干詰まってるのがお分かりでしょうか??これは、砲塔パーツの後ろの適当なところで糸鋸で切断したあと、切断面を少しだけヤスリがけして再接着したものです。使った糸鋸の刃(因みに、バローべの#3を使用))の厚さは約0.3mmで、切断面のヤスリがけも含めると、大体0.5mmくらい詰めた勘定になります。詰めた砲塔を船体に載せて、回して見ます↓↓↓。

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 ギリギリですが、バーベットに当たらず、スムーズに回せます。固定しちゃうんですけどもね(笑)。

 他、主砲の工作としては、側面にヤスリがけして面と辺をシャープにすることと(ホントは全体にヤスリがけしたいんですけどもねえ、ディティールは潰したくないし)、砲身付け根のキャンバス部分が砲からはみ出すので、この部分を削りこむ事、この2点です。当然、砲口も開口します。

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 写真上が未加工状態、下が加工済みです。因みに、砲身の接着面もちゃんと削っておいて、砲塔がピッタリ付くようにしておきます。キャンバスのシワの付きかたが不自然ですが、ここではスルーすることにします(笑)。当然、キャンバスを削るとシワも消えてしまうので、目立てヤスリで適宜掘り起こしておきましょう。

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 ここで、窓枠工作を終えた艦橋パーツを合わせて、具合を見てみましょう↓↓↓。写真に撮ってませんが、のこりの窓枠も、接着を終えて、トリミングを待つばかりです。

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 工作前はこんな感じでした↓↓↓。

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 …如何なモンでしょ??窓枠とパーツの面・辺出し以外は何もしていないに等しいですが、手前味噌ながら、結構良い感じになったと思いますが??

 艦橋の工作はまだ続きますが、ちょっと気分転換で、武装もちょこっといじってみましょう。

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 主砲は、ピットロードの”WWⅡ日本海軍艦船装備セット・Ⅲ”に入っているものを使います。金剛型は主砲は4基搭載なので、このセットが2つ必要となります(※1セットに2基入り)。

 何故、エッチングパーツやナノドレッドは使わないことにしているのに、”ピットロードの装備セットは別”としているのか、という理由ですが、このセットは、それらに較べると、とにかく入手が容易だからと言う1点に尽きるからです。とりあえず模型店の艦船コーナーに行けば、このシリーズのどれかは必ず並んでいる、と。まあ、設計はもう古くなってしまいましたが、それでも主要な装備は各艦種用を殆ど網羅しているし、外国艦船も作る身としては、そちらの方も充実していると言うのも嬉しかったりします。最近ではビスマルク級用の武装パーツもこのシリーズで別売りしましたし、あとは英海軍装備品セットだよな…(笑)。それに、精密彫刻でもない、ごくごく普通の設計のインジェクションパーツなので、細部が異様に突出してしまう(=パーツをただ乗っけただけだと、本体キットの”精度のなさ”ばかりが目立ってしまう)と言う心配もありません。

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 主砲パーツの比較。写真左がキットパーツ、右側がピットロードのパーツ。ピットロードの方は前後に大きいのですが、そのぶん”らしさ”が出る、と言う物です。次回からは、艦橋と同時に主砲の工作も取り上げて行きたいと思います。

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 この所の天候不順のせいか、気分が塞いで手を動かせる状態になれず、久々の更新となってしまいました。

 まだ窓枠の工作ですが、現在はこんなところです↓↓↓。

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 切り出した白髪ネギプラ線をひたすらペタペタ。枠の間隔は全くもって適当。スケールモデルとは言え、1/700ともなると、”スケールモデル”よりも”イメージモデル”として捉えたほうが良いような気がするので、ここらへんは気にしない気にしない(マテ)。ま、窓枠用のエッチングパーツなんてのもあったりしますが、これだって厳密なリサーチなんてやってないだろうし、と言ってみるテスト。はみ出たところは、接着剤が乾いた明日あたりにトリミングします。

 艦橋の工作ですが、キットは、一応、1944年の最終状態としてキット化されているので、最低限そう見えるよう、ピンポイント的なディティールアップを施す事にします。一番の修正点は、艦橋最上部の防空指揮所の形状。あとは艦橋中段の見張り所くらいで大丈夫かな??まあ、どこをどう直すかは、資料を見ながら決めていく事としましょう。

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 工作は、まだ艦橋パーツのヤスリがけが殆どで、あまり書く事が無かったりするのですが、ここでちょっと窓枠の工作をどうやるか、と言うのを書いておきましょう。

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 …で、突然ヒゲ状の物体の写真なんですが、これは、”チョッパー”と言う道具を使って切り出した、約0.14×0.15mmと言うサイズの超極細プラ棒(と言うよりプラ線(笑))だったりします。ようするに、市販されている0.14mmプラ板で白髪ネギ(違)を切り出した、という事です。で、この白髪ネギ、元い、プラ線を窓枠に使う、というわけです。こんな感じ。例題としては小さすぎるパーツですが↓↓↓。

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 キットパーツにモールドされている窓枠をキレイに削りとって、そこに適当なサイズに切り出したプラ線をペタペタと等間隔に接着して行きます。で、接着剤が乾いたところで、はみ出たプラ線をトリミングすれば、窓枠の完成と相成るわけ。接着は、最初はタミヤの白蓋をプラ線に少量付けて所定の位置に貼って行き、1面を張り終わったら、今度はそこに流し込みタイプの接着剤を流して、接着を確実にします。トリミングは、流した接着剤が乾いてからです。時間がかかるのが難点ですが、まあ、何も、窓部ことワケです。窓枠は、プラ線でなくても、伸ばしランナーや極細真鍮線などで工作しても良いですよね(私は太さを簡単に揃えられる切り出しの方が性に合ってます)。

 後日改めて記事にするつもりですが、このチョッパーと言う道具、こんな極細の切り出しなんて(無茶(笑)な)工作が簡単に出来てしまうので、私的にはかなり有用な道具だったりします。

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 思わぬ探しモノで時間を取られてしまった。平日はただでさえ工作に割ける時間が無いと言うのに。

 引き続き、船体の製作です。

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 …と言っても、船体に所定の穴を開けて、船体と喫水板を貼り付けただけですが。接着には流し込み接着剤(タミヤの緑蓋)を使用して、船体と喫水板をピタッと合わせたところに少しづつ流し込んで行きます。船体のほうの接着面は、ここも荒れているので予めヤスッておいて、平らにしておきます。

 穴あけの位置は船体の裏側でしか判別出来ないので、喫水板を接着する前に、忘れずに明けておくこと。組説には穴あけ位置の指定が書いてありますが、ちょっと判りにくいので、写真をあげておきましょう。

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 写真で、赤丸で囲った10箇所です。まあ、船体の裏を見れば、メクラ穴があるので、それを全部開ければ良いだけなんですけれども(笑)。 

 船体の工作は一応ここまでとして、次からは艦橋などの構造物の工作に移ります。

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 制作に入ります。まずは船体から。

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 喫水板は、反り返り防止のため、太いプラ棒(5mmプラ角棒と5mm三角棒)を艦首尾方向に貼り付けます。よく「キットの分厚い喫水版をそのまま」使うと完成品が”腰高”になってしまうので作り直した方が良い」と言う事を言われますが、私自身の経験から言わせてもらうと、「キットの喫水板を使った方が、結果として良い」です。じつはキットの喫水板って、その厚みゆえに、船体にしっかり接着しておくと、これが良い反り返り防止になるんですよ。で、このようにプラ棒を沿えておくと尚宜しい。それに腰高とか言いますけど、これも個人的に、別に腰高には見えないし、イマイチ何がいけないのか判んないんですよね(笑)。あ、もちろん、船体に反りが生じていたら、それは予め矯正しておくんですよ。

 本当なら、艦首尾にきっちり5mm角棒を渡せれば良かったのですが、『金剛』は艦尾の甲板が低い関係上、甲板に干渉して途中までしか5mm棒が渡せないので、干渉する部分は角棒より高さが若干低くなる三角棒を渡して、代わりとします。接着剤は良く乾燥させて、溶剤分は揮発させてしまいましょう。

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 喫水板の裏側。穴が空いてますが、これはディスプレイケースへの固定を見越して、ど真ん中あたりに空けた固定用の穴です。因みに、補強の5mm角棒には、タップで2mmのネジ穴を切ってあります。

 艦船模型の固定法に、よく”船体内にナットを入れておいて、ボルトで台に固定する”と言うのがあります。大型艦ならこの方法で構いませんが、軽巡洋艦や駆逐艦などの小型艦艇の場合は、船体内部の容積がないためにこの方法を取るのが非常に苦しかったりします。それにナットを固定すると言っても、固定方法がかなりホネだったりします。接着が変だと、接着剤の経年劣化で剥がれてしまい、ナットが中で暴れてしまったり…と言うことがありえなくもない。また、レジンキットの場合だと、ナットを仕込む、と言うのも中々大変です。しかしレジンのムクをガリガリ削ると言うのは、正直ぞっとしません…。

 という事で、私は、”補強に直接ネジ穴を切ってしまう”方法をとる事にしたのです。レジンの場合は、船体に直接ネジ穴を切ってしまう、と。これならスペースも取らないし、レジンキットや小型艦でも同じ方法が取れるので、何かと便利だったりします。雄ネジは市販の物を使っても良し、またはダイスを使って、適当な金属棒やプラ棒を使って自作するも良し。因みに、使う頻度は低そうですが、同じ径のダイスも保有してます。

 あとは組説に従って、船体に取り付け穴を開けて、喫水板を接着するだけ。

 艦橋構造物もちょっとばかり手を付けてみます。

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 基本、キットのまんま行くつもりですが、ヤードはある程度薄くして、窓枠と遮風装置くらいは作り直したほうが印象良くなるでしょう。写真の状態は、各パーツは、底辺と各面に#240の紙ヤスリを当てて、ある程度、面と角をピシッとさせた状態です。特にハセガワWLのキットに顕著に現れる傾向なのですが、パーツのパーティングラインや接着面、パーツの表面などが荒れている事があります。また、立体の”辺”も曖昧になってしまっているケースも多いです。まあ、表面の荒れはケアしてやらないといけませんが、今回は、それと同時に、全面の”面”と”辺”をシャキっとさせて、素組みでも印象が良くなるように心がけます。

 …で、底辺にヤスリをかけたは良いのですが。

2010-03-15-05.jpg

 …何となく、傾いてるように見えますか??ヤスリにアルミ帯材で当て木して、変な削り方はしていないつもりなんだけどなあ(笑)。

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管理人のひみつ
HN:
藤碕シキ
年齢:
52
性別:
男性
誕生日:
1971/06/07
職業:
ITヤクザ(プログラマーとも言う)
趣味:
模型、ゲーム、おえかき
自己紹介:
 「だって、”パーツが無いから作れません”って、モデラーの言うセリフじゃねーべ??」を信条とする、自称・異端派モデラー。

 最初は1/700艦船模型しか作らないモデラーだったのが、今や戦車(1/72メイン)とかガンダムとか東欧メーカの怪しい、ゲホゴホ、良いキット(笑)とかフィギュア(萌え系)とか飛行機とか、色々作るカオスモデラーへと立派な進化(突然変異??)を遂げ(てしまい)ました。必殺技は”エッチングパーツの自作””アルプスMDプリンタを使わない白デカールの自作”(笑)。

 趣味関連の座右の銘は「気に入ったら見境無し」「模型は作ったヤツがエライ」

 模型以外では、'80年代の黄金期のシューティングゲームをこよなく愛するゲーマーにしてTYPE-MOON信者(いわゆる月厨だ)、トレッカーかつシャーロキアンでラヴクラフティアン、最近『エリア88』を読み直して以来の新谷かおるファン…って、”それ以外”でもカオスです(爆)。

 かみつかないからなかよくしてね。
※但し、時々ツンデレの発作が出る事があります(笑)。

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