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藤碕シキPresents・なんでも作る模型ブログ。
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 今回は落穂拾い。

 前回写真を挙げなかった脚部。

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 組み立て、機体への取り付けは塗装後に行うので、パーティングラインをキチッと消しておきます。デザインナイフのカンナがけ&スポンジヤスリを使います。ここは結構ボロが出やすいところでもあるので、見えるところのパーティングラインはしっかり消しておきたいところです。

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 左右の別がある細かいパーツは、こんな具合に、パーツ番号が分かるように保管しておきます。

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 別パーツになっているエアブレーキ(写真では見づらいですが)は、閉状態で組む場合、隙間が空かないように擦り合わせて調整します。

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 ちょっとしたところですが、機首のモールドで、緑色の丸で囲った部分のパネルラインですが、これは実機にはありません。これは『モデルアート』2012年12月号(※ハセガワ1/72ストライクイーグルのキットレビュー)でも触れられているところですが、これ、ピトー管の保護カバー跡(カバー形状に沿って付いた汚れ)をパネルラインと誤認したものだったりします。

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 同型機の写真。ちょっと分かりにくいですが、機首に大きめの黒いカバーが掛かっているのが分かるでしょうか??これがその保護カバーです。まあこのキットがリリースされて以来、誰からも指摘せずにずっとスルーされて来た(笑)ものなので別にどうでも良いような気がしますが、ちょっと気になってしまったので埋めておきます。

 まだ消えたディティールの復活などの細かい部分が残っていますが、それらを片付けたら、次回からはいよいよ塗装に突入です。

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 さて、製作記のほうも書きましょう。

* * * * * *

 前回の時点で、機体の主要部分は組みあがりましたので、ここからはアクセサリや細部の組み立てです。

 飛行機模型でとにかく忌避される…と言っては大袈裟かもしれませんが、まあ、とにかく「面倒くさい」と言われている工程に、キャノピーのマスキングと細部、アクセサ類の組み立てが挙げられるようです。両者に共通していることは、とにかく手間であると言うこと。キャノピーについては、まあ、現用機は大戦機に比べて手間ではないと思いますが、綺麗に作りたければ決して手を抜けないものです。これについては、私の場合は以前も書きましたが、「綺麗に作りたいなら手を抜くな」と自己啓発(笑)をして、苦にもならなくなりました。

 アクセサリ類(武装や増槽など)、細部については、まあ武装は数が多いというのと、細部(特に脚部)は細かい作業の連続で、手を抜いたら抜いたでそれが露見しやすい部位である、と言うのが忌避される理由でしょうか。まあこれらの場合も、キャノピー同様に、個人的には今では苦にもならない工程となっています。って言うか私の場合、こういう所は製作の最初のほうでさっさと済ませてしまうのですが(笑)。

 増槽や武装の類については、まあ付ける付けないは全くの自由だったりするのですが、しかしそうは言っても、だからって何もぶら下げていない、翼下が千早、元い(こらドサクサに紛れてなんて発言を)、つるぺたな飛行機ばかり連発する、ってのはいかがなものかと(笑)。ストライクイーグルとかラーム(F-15I)やF-4G(ファントムⅡのワイルドウィーゼル仕様)なんてのは、武装がないとなんとも様にならないと言うか…。

 閑話休題。その点、このFTCイーグルは非常に楽です。その性格上武装は要らないですし(笑)。とは言っても、増槽くらいはつけておきたいかな、と。

 このキットは、増槽とパイロンが用意されています。武装については、別売りのウェポンセットから作りたい仕様にあわせて調達する、と言うスタイルです。非武装の場合でもパイロンにランチャーだけ付けているケースがありますが、FTCイーグルもその状態の写真が確認できるので(下の写真参照)、増槽をフルにぶら下げて、サイドワインダー用のランチャーも装着した状態にします。

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 組み立ては組説まんま。各パーツはパーティングラインを丁寧に処理してやるのと、増槽は合わせ目を丁寧に処理して、形が歪まないように注意しましょう。接着剤をはみ出すくらいにつけてしっかり接着し、はみ出した部分をデザインナイフで大まかに削り取ったら、スポンジヤスリを使って円形を保つように整えます。段差があるなら、無理に削ろうとせず、パテで段差を埋めるほうが綺麗に出来ると思います。

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 各パイロンと増槽が出来ました。写真に撮っていませんが、脚部パーツもパーティングラインの処理を終えています。増槽は、後部にリベット状のディティールがありますが、実機ではその部分に溶接ラインみたいな凸線が走っているようです。どのみち、合わせ目消しの邪魔になるので、そのリベットは綺麗に削っちゃってます。溶接ラインの再現は今のところ何も考えていませんが、何かしらの手当はしようと考えています。

 これで組み立てはほぼ完了です。あとは消えてしまったディティールの復活とか残った細部パーツの処理とかをして、いよいよ塗装です。ここらでいい加減ナイトシーカーも進めないと。

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 前回までで、機首と胴体にケリがつきました。ここでそれ以外の部分に移りましょう。

 まずは翼部分。

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 主翼は2パーツ構成となっています。パーツB6(B7)にパーツB4(B5)をはめ込む形になっていますが、これが意外に隙間が生じやすかったりします。接着は、極力隙間が生じないようにしますが、それでも隙間が生じた場合は、当たり前ですが埋めてやります。ここも、その5同様にシアノン(瞬間接着剤)で埋めました。上の写真で白くなっている部分がそれです。周囲に細いディティールがありますが、ヤスリがけをするとこれらは当然消えてしまうので、後で彫りなおすか、ヤスリがけの合間合間で彫りをなぞってやるかで対処してやります。

 垂直/水平尾翼は1パーツ構成なので、全体のパーティングラインを丁寧に処理してやります。元のキットは米空軍型のF-15Dと航空自衛隊型のF-15DJのコンパチで、作る型により左舷垂直尾翼のパーツを選択するようになっています(15DはパーツC10、15DJはパーツD1)。ここもちょっと分かりにくいところになっていますが、F-15BはF-15Dと同じで、パーツC10を使います。

 続いて、ジェットノズルの組み立て。これの組み立ては、ハセガワF-15キットの組み立て最大の難関と言って良いでしょう。
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 上図は組説からのスキャンです。上に出ていないパーツも含め、総数22個のパーツでノズル1つが構成されます。F-15のノズルはごく一部の型を除き、何故か一番外側のアイリス板を省略されて運用されているので、まあ、なんと言うか、そのディティールを再現するならばこんなパーツ構成にならざるを得ないのは分かるんですけど…

 …どのくらいになるんだろう、ここの組み立てで挫折した人ってのは(笑…えない)。

 とにかく分割されたパーツを綺麗な円で組み立てる、ってのは難易度の高い工作です。成程、だからみんな高価で入荷不安定なアフターパーツに走りたがるわけだ(笑)。

 閑話休題。まあ、アフターパーツ云々は置いといて、キットパーツを使うならば一瞬の気の緩みも許されないような気がしないでもないですが、ちゃんとした手順を踏めば意外に簡単です。で、その手順と言うのは。
  1. パーツD11にパーツD13を接着。
  2. 1の工作を終えたD11を、パーツD5に接着。
 こんだけ。まあ、組説に手順が書かれていないのがいけないのですが、この手順さえ守れば変に歪む事無く、ノズルを綺麗な円に組むことが出来ます。

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 パーツD13ですが、キットパーツを使うよりも、8mmの長さに切り出した0.5mmプラ角棒を使うのが手っ取り早いです(とにかくD13はゲート処理が手間)。あと、パーツD11も、一枚一枚パーティングラインやバリの処理を丁寧に行いましょう。それでも若干の隙間が生じますが、それでも大して気にならないのは確かです。D11をD5に接着するときは、接着剤を少量使って、まずは5枚全て取り付けてしまい、位置が決まったところで流し込み接着剤(乾燥の速いクレオスのMr.セメントSを推奨)を流し込んで固めてしまいましょう。接着が完全になったら、長さの揃っていないプラ棒をトリミングしたり、不ぞろいになっている部分をヤスリがけして整えてやればOKです。まあぶっちゃけ、実機はそんなに綺麗な円にならないそうですが(笑)、と言っても、実物がいっかなそうだといっても、模型的に不ぞろいなのは美しくないです。まあ模型ならではのウソと言いますか。

 最大の難関を制したところで、製作も半ばと言ったところでしょうか。次回は増槽やパイロン、脚などの細部の組み立てに行こうと思います。

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 思わぬ道草食いましたが、胴体にケリつけてしまいましょう。

 まあ、おもな注意点はその3で書きましたので、今回は前々回で書くはずだった、フライトテストセンター(FTC)仕様に組むための修正点を説明します。

 このキットには、別刷りの塗装説明が付属しているのですが、案の定、そこにはFTC仕様にするための修正ポイントが書かれていました↓↓↓(私信:秀兄ぃさん多謝)。



 胴体右舷、バルカン砲口後部のスリットを埋める指示があります(図の丸で囲っている部分)。別刷り説明では、ここの修正のみでOKなように思えますが、じつはFTC仕様は、これ以外にも

 ・直前の小スリットも埋める
 ・バルカン砲口も埋める


この2点の工作も必要になります。”F-15B EdwardsAFB”などの検索ワードでググってみると、上記の如き改修(と言うか、元々F-15Bは機首転換訓練用としての用途がメインなので、厳密には改修ではない)が施されている写真を見つけられます。今回製作する76-0130号機の実機写真は見つけられませんでしたが(※有る事は有るんだけど、左舷側から撮られた写真のみ…)、同基地所属の同型機は悉く同じ改修が施されているので、まあこの機も同じでしょう。

 と言う事で、これらの改修をキットに盛り込んでやります。それが下の写真↓↓↓。



 スリット2箇所は瞬着で埋めてやります。こういう部分を埋める作業は、パテよりも瞬着を使うと簡単です。その3でも触れたシアノンを使っています。バルカン砲口は、エヴァーグリーンの1.6mmプラ丸棒を差し込んだところにシアノン流しこんで固定して、後はガリガリ削り込んで行きます。埋めた部分のアウトラインが変な流れにならないよう、確認しながら削ります。この部分はカバーが掛かっているようにも見えるので、写真見ながらそれらしく筋彫りを追加してやるのですが、これが意外に難しい。作業が難しいというか、似せるのが難しいです。自分で彫ってて違和感バリバリなんですが、こういうところで時間喰うのもイヤなので、最後は”まあいいか”で妥協してしまいました(笑)。プライマー吹いたらまた印象変わるのかなあ。

 胴体の工作はこんなところです。後は普通の模型同様に、合わせ目消しとかきえてしまった筋彫りの再生とかの工作です。次回は主翼やエンジンノズルと言ったところの工作に触れていこうと考えています。

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 思わぬ後戻りが発生してしまいましたが、進められるところを進めてしまいます。まあ、そういったところで進められるのは機首部分くらいしかないんですけど(笑)。

 とりあえず、コクピット内部を塗装してしまって、キャノピーを取り付けてしまいましょう。

 キャノピーですが、機首に取り付ける前に、パーツG2にパーツE3とE9を忘れずに接着しておきます。じつはE3を取り付け忘れました(笑)。まあキャノピーの接着には貼り剥し容易なマテリアルを使っているので対処は容易です。なので話を先に進める(え)。

 機首とキャノピーの貼り合わせですが、以前使ったピットマルチを使用します(参照)。前はそのまま使っていましたが、今回は水で薄めて、パーツを合わせたところに流し込んで接着しています。

 キャノピーを付けて、接着が乾いたら、キャノピー枠を塗装します。枠の内側は黒くなっているみたいなので、まずは黒を吹き付けますす。

 黒塗装後の機首はこんな感じになりました↓↓↓。



 黒は、タミヤのラバーブラックを使用しました。キャノピー枠は、後で上から機体色を塗装するので、それが透けたりしないようにしっかりと吹いておきたいところですが、まあ後からまたプライマー吹いたりするから、そんなに神経質になる必要も無いかもしれません??

 で、この後キャノピー剥して付け忘れたパーツを取り付けます。ちぇ、また後戻りかよ(笑)。

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 好事魔多しと言うか何と言うか。

 遅いながらも順調に進捗していたF-15Bですが、整形していた胴体を、うっかり手を滑らせて床に落としてしまったら。

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 このザマです。落ちたときの当たり所が悪すぎた…。

 実は最近指先が荒れだして(原因不明)物が掴みにくくなっているのですが、しかし小さいパーツならいざ知らず、こんなデカイ物体を、手を滑らせるか普通。

 幸いにして、F-15は定番を積んでる(笑)ので、急遽そこから胴体パーツ一式取る事にしましたが、しかし製作が進んでたところに、これは精神的ダメージがでかいです。はああ。

 本当なら、”その4”として、胴体をFTC仕様にするための工作を書くはずだったんですが、思わぬ後戻りが発生してしまいました。まあ1箇所不明点が出てきたからそっちを調べることにするか。

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 F-15Bも製作再開します。前回(もう1年経つのか…)は、機首と胴体(インテイク)内側までで止まってましたが、ここでこれらをとりあえず形にしてしまいましょう。

* * * * * *

 まずは機首。機首パーツの合わせ目を処理して、コンソール部分(キャノピー内側)を黒く塗装したのち、コクピットを組み込んで形にしてしまいます。

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 コンソール部分は、タミヤアクリルの『NATOブラック』を使用。イジェクションシートには普通の黒を使いましたが、あまり目立たないところではありますが、色味の違う黒を使って、画一的に見えないようにしてみました。後部シートに付くパーツE8も、キャノピー内側部分にNATOブラックを吹いて、機首に接着します。まあ当たり前の事ですが、E8は位置決めを慎重に行って、段差などが生じないよう注意します。しかしNATOブラックは便利な色ですよ??

 胴体も、インテイクを組み上げて、胴体上下(パーツA3、A4)を接着してしまいます。ここで注意ですが、金型が相当くたびれているのか、インテイク後部に大きな隙間や段差が生じる場合があります。もちろん、こんなものが生じないように仮組みを繰り返しながら接着できればベストなのですが、このキットの場合、これが中々難しいです(因みに、インテイクは組説の順番でないと取り付けられません)。まあ生じたなら生じたで、素直に隙間を埋めたり段差を均してやれば良いだけなんですけれど。隙間はともかく、段差に関しては、強引に削って均すよりも、まずは段差にパテや瞬着を盛って、削ってはまた盛り…で均していったほうが綺麗に出来ます。隙間は、パテよりも瞬着で充填すると簡単です。大きな隙間はプラ板で埋めたくなりますが、インテイク内側が丸見えになってしまうので、プラ板が深く差し込めずに接着面積が小さくなってしまい、後の作業が難しくなってしまうかもしれません。今回は、シアノンと言う白い瞬間接着剤(切削の硬さがプラスチックに近いので使いやすい)を使って整形しています。付近に筋彫りがありますが、そんなに複雑なディティールでもないので、お構いましにヤスリをかけています。消えたら後で彫りなおせば良いだけです。

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 写真が見にくいですが、形になった機首と胴体。胴体は、FTC仕様にするために追加の工作が必要になりますが、それは後で説明します。

 それから、忘れずにキャノピーにマスキングを行っておきます。

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 私の場合、どの飛行機もそうですが、キャノピーのマスキングはかなり早い段階で済ませてしまいます。この作業を面倒がる人も居ますが、手を抜いたら抜いたで、それが如実に現れてしまうのが、このキャノピーのマスキングです。まあ確かに神経使う作業で、これを嫌う人の気持ちも判らないではないのですが、私の場合、「綺麗に作りたいなら手を抜くな」と自己啓発??して、おかげさまでマスキングが苦にならないどころか好きになりました(笑)。

 …まあ、根つめると疲れる作業であることは確かですけど(笑)。

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管理人のひみつ
HN:
藤碕シキ
年齢:
52
性別:
男性
誕生日:
1971/06/07
職業:
ITヤクザ(プログラマーとも言う)
趣味:
模型、ゲーム、おえかき
自己紹介:
 「だって、”パーツが無いから作れません”って、モデラーの言うセリフじゃねーべ??」を信条とする、自称・異端派モデラー。

 最初は1/700艦船模型しか作らないモデラーだったのが、今や戦車(1/72メイン)とかガンダムとか東欧メーカの怪しい、ゲホゴホ、良いキット(笑)とかフィギュア(萌え系)とか飛行機とか、色々作るカオスモデラーへと立派な進化(突然変異??)を遂げ(てしまい)ました。必殺技は”エッチングパーツの自作””アルプスMDプリンタを使わない白デカールの自作”(笑)。

 趣味関連の座右の銘は「気に入ったら見境無し」「模型は作ったヤツがエライ」

 模型以外では、'80年代の黄金期のシューティングゲームをこよなく愛するゲーマーにしてTYPE-MOON信者(いわゆる月厨だ)、トレッカーかつシャーロキアンでラヴクラフティアン、最近『エリア88』を読み直して以来の新谷かおるファン…って、”それ以外”でもカオスです(爆)。

 かみつかないからなかよくしてね。
※但し、時々ツンデレの発作が出る事があります(笑)。

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