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藤碕シキPresents・なんでも作る模型ブログ。
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 さて、昨日の結果を受けまして、一気呵成に車体にツィメリットコーティングを施します。

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 拡大。

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 とりあえずこんな感じ。”一気に”と言っても、作業時の保持がつらくなるので、未施工のところがあります。”一気に”とは、間を空けずに作業にとりかかる、ということ。残りはパテが硬化してから。

 手順としては、コーティングするところにエポキシパテ(タミヤの高密度タイプエポパテ)を薄く塗り延ばして(タミヤの調色スティックに、アクリル溶剤を付けながら)、ツィメリット冶具で畝をペタペタ付けて行きます。硬化に時間のかかる高密度タイプを使ったのは、ある程度の面積を一息に片付けたかったため。これだと作業時間に余裕が持てるからです。アクリル溶剤でパテを延ばすときは、パテと車体の間に溶剤を巻き込まないように注意してください。でないとパテがうまく乗ってくれません。まあ、その場合は拭けばいいのですが。

 聞くところによると、実車のコーティングはかなりいい加減だったそうで、コート材を塗ったはいいけど、畝を付けなかった車両もあったそうで、延ばしたパテはあまりきちっと整えずにスタンプしたのですが、しかしいくら何でもこれは無かろう…と言う出来ですねえ。

 【教訓】実物と模型とでは話は別。

 むーーー、模型は模型で、ある程度は”嘘”を付いたほうが良い場合もあるのでしょうね。この場合は、実物ではアバウトでも、模型では多少は見映えを考慮する必要がある、という事。畝のピッチがまだ大きいかなあ。巾もまだ広い??冶具は0.3mmプラ板で作った方がスケール相応だったかもしれません??

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 組み上げた車体を一旦洗浄し、いよいよいよいよツィメリットコーティングへと入ります。

 が、その前に、製作記その3で作ったツィメリット用冶具の効果のほどを確認しておきます。正にこんな時のために取っといてあるプラ板のハギレとタミヤのエポキシパテ(高密度タイプ)でチャッチャと試してみました。

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 仕上がりはこんな感じ。冶具の作成がかなり行き当たりばったりなものにしては、結構スケール相応な出来だと思います。って、ちょっと自画自賛??巾は良いとしても(2.5mm)、畝のピッチはちょっと大きいかな??0.3mmプラ板で作った方が良かったかもしれませんね。

 因みに、タミヤのエポキシパテは、水性アクリル溶剤で溶けるので、練るときや表面を滑らかにしたい時は、溶剤をつけながら作業をすると良いです。ツィメリット冶具も、予め溶剤でスタンプ部を湿しておくと、パテがくっついてコーティングが剥がれてしまったりしなくなります。

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 反対側の履帯を穿かせてしまいます。

ed853b83.jpg

 教訓。
  • フェンダーを取り付ける前に、足周りは履帯まで穿かせてしまう。
  • 組み立て式履帯の長さは、組説を頭から信用しない。

 どうやら、組説のとおりにやっても履帯は短いようです。右側の履帯は、誘導輪もちゃんと噛み合ったのですが、寸法が若干足りませんでした。幸い、履帯パーツは余裕があるので、それを使っ足りない分を延ばしてやれば良いのですが。長すぎて大幅に詰めたエレファントと言い、何か、ドラゴンのキットは足周りで苦労する…(苦笑)。あと、フェンダーがあると、穿かせる作業がとにかくやりにくいです。

 車体の残りのパーツを取りつけ、クレーンも作ってしまいます。クレーンは収納状態と選択式ですが、ベルゲのベルゲたる最大のポイントなので、ここは展開状態で作ってしまいましょう。ちょっと歪んでしまった(泣)。

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 クレーンは、とりあえず櫓だけ組み立ててしまいます。写真の時点では、まだ車体に接着していません。櫓を受けるパーツ(パーツF42)は、パーツ裏に取りつけ用のピンがありますが、車体にそんな穴は開いていないので、ピンを切り取って接着面をまっ平らにしてしまいます。このパーツも、取り付け位置の説明がアバウトなので、難易度高いですが、このように、クレーンの櫓を組み立てつつ、取り付け位置を決めてしまった方が良いです。

 クレーン組み立ての他の注意としては、そのままではF47とF21が組めないので(F21の取り付けピンが長すぎる)、F21側のピンを半分以上切り飛ばしておきましょう。

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 接着位置が曖昧と言うと、後期型で使うフェンダー補強のエッチングパーツ(パーツMA5、MA6)も、どこに付けりゃ良いのか分かりません。MA5は、組説を見る限りでは、パーツに取り付け位置を示すマークがあるように思えますが、実際にはそんなマークありゃしません(爆)。位置は、だいたい先端部分がフェンダーの端に接するくらいのところとなるようです。

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 フェンダーのサイドに付くスプリングも、何故かエッチングパーツが用意されていますが、モノが極めて小さいので取り付けがやりにくいしパーツも無くしやすいので、潔くつけないでおくか(一応、キットは取り付けは付ける/付けないの選択式)、代わりのものを付けておきます。ここで選んだのは、虎の子のプラストラクト製0.3mmプラ丸棒。”棒”と言うよりも”線”ですが(笑)。

 次回は、いよいよツィメリットコーティングに行けるか??

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 履帯を穿かせます。

 このキットの履帯は、コマが一枚一枚バラバラになっているのと、幾つかのコマが連なっているものとを組み合わせて(接着して)作るタイプです。私自身、この組み立て式は初めてのタイプだったりします。因みに、今まで作ったのは、古式ゆかしいベルト式の履帯です。

 組み立ては、まずは履帯パーツを組説に従って接着してしまい、帯状にします。ある程度接着剤が固まったら足周りに合わせて行く…と言う方法を取りました。これは以前読んだ模型誌の記事が記憶にあったので、その方法をとったものです。

 …で、とりあえず様子見で片側だけ穿かせてみたのですが。

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 …
 ……
 ………

 …誰か殺して(泣)。

 バカ。もうすごいバカ。ありえないぐらいバカ、信じられないぐらいバカ、許せないぐらいバカ!!(声:水橋かおり)

 失敗そのいち。後部の誘導輪(だよな)に履帯がかみ合ってません。一応、起動輪も誘導輪も、組み立てるときにキャタピラに合わせたつもりだったのですが。前部の起動輪はちゃんとかみ合ってくれたのに。

 失敗そのに。恐らくそのために、組説どおりに組んだキャタピラが短くなってしまいました。で、足周りに履帯を合わせて、強引に余ったパーツで履帯を伸ばしたのですが、今度はどうも長くなってしまったようで(泣)。もう何と言うか、足周りがすごくルーズになってしまいました。そしてまた色々いじくってるうちに、履帯の接着がバカになってしまった箇所がチラホラと…。あう~(声:南央美)。

 まあ、ダメはダメなりに、履帯をらしくたるませて、何とかカッコはついたように見えますが…噛み合ってない誘導輪は何とも誤魔化しようがありません。とは言っても、ここまで来てしまった以上、放擲なんて出来るワケが無い。もう突き進むしかありません。

 でも今日はここまで!!もう寝ゆ!!うきいいいいい!!

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 ここで、ツィメリットコーティング用の冶具を作ってしまいましょう。

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 使ったのは0.5mmプラ板。端をクサビ型に削り、等間隔の短冊(2.5mm巾)に切り出し、束ねて接着しただけです。クサビ形に削りだしたほうをコーティング面におしつけて、ツィメリットのパターンを付けていく、というワケです。2種類の巾と、細部用の1枚短冊を用意しておきます。この3つがあれば間に合うと思いますが、まあ、万一他のサイズなどが欲しくなっても、作成に手間はかかりません。

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 スタンプ面のアップ。クサビの谷間が接着剤で埋もれたりしないよう、短冊の接着には流し込み接着剤を使用しています。

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 今日は足周りのそのいち。

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 転輪、起動輪をカタチにしてしまいます。因みに、ゲート(ランナーからパーツを切り離した跡)、パーティングラインなどはこの段階では全く修正しておりません。それは、完全に接着されてからの話。このように、ばばばっと組み立ててしまうのは、このスケールだと、小さいパーツをいちいち手に持ってヤスリを掛けて…と言うのがやりにくいので、作業をやり易くするためのワザなのです。因みに、パーティングラインなどの修正は、見えるところだけに行います。

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 車体のほうも、細かいパーツを取り付けてしまいます。ここでまた注意点。
  • ハッチ(パーツF14、F15)は、とにかくランナーとパーツ間の余裕が無いので、切り取りには充分注意してください。強引に切り取ろうとすると、確実にパーツへダメージを与えてしまいます。目立たないのが幸いですが、やってしまいました。
  • パーツF36、F43、F44、は、取りつけ用の突起が大きすぎるので、ランナーについている状態で、突起を半分くらいに削ってしまいましょう。
  • 前記のパーツもそうですが、細かいパーツ全般は、ゲートやパーティングラインの処理は、可能な限り、所定の位置に取り付けてしまってから行うようにしたほうがやりやすいです。

 最近のキットでは改善されているかもしれませんが、ドラゴンのキットの傾向として、凝りに凝るのは良いとしても、組み立ての際の配慮が殆ど(or全く)なされていない、と言うのがとにかく多いです。こういう所の攻略法ってのは、経験値を積まないことには中々…。

 今日はここまで。しかし余計な事をしていないと言っても、進捗が速いことである。

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 早速、製作開始です。まずは車体の製作から。

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 足周り、車体上部以外を接着しました。ドラゴンのキットを作るのも、これで3つめになりますが、何と言うか、1/72戦車に限って言うと、「とにかく精度が雑」と言う印象があります。まあ、今まで作ってきたのが古いキットしかないと言うのもあるかもしれませんが、評判の良い1/35に較べると、比較的手強いと言って良いかもしれません。パーツの摺り合わせは丁寧に。

 ここまでで気付いた事。
  • 車体前面のパーツ(F2)は、組説の順番を無視して、パーツF19を取り付ける前に車体(パーツD2)に取り付けてしまった方が良いでしょう。
  • パーツF19の取りつけは、組説に具体的な指示が無いため、パーツの合わせをよーーーく確認しましょう。
  • フック取り付け部(パーツF24、F25、F38、F39)の整形(パーティングラインやバリなど)は、車体に取り付けてから行うのがやりやすいです。
  • 後期型として組む場合に開ける(イヤ、”めける”かな(笑))取り付け穴(組説の指示にあるもの)は、径0.7mm。この位組説に書いといてくれ、って話ですが(笑)。

 「組説に書いとけ」に関連して、このキットで組説を見ても分からないものに、車体前部のフック取り付け部パーツ(F38、F39)の上下があります。これは写真を見た方が早いでしょう↓↓↓。

2010-03-11-03.jpg

 このパーツ、よーく見ると、片側だけにライン(と言うか、段)が走っているのですが、このラインが”内側を向いて、かつ上側に来る”のが正しい向きとなります。てか、一応、合わせながらやってこうなったので、これで良いと思うんですけど(笑)。

 まだ接着していませんが、この段階で、車体上部(パーツF29)の合わせを調節しておきます。この調整自体は大した事ではありませんが、後部の合わせで看過できない大きな隙間が発生します。これは、F29に0.25mmプラ板を貼りつける事によって処置します。

2010-03-11-02.jpg

 ピンボケ失礼。プラ板を貼ってある様子が分かるでしょうか。整形は、接着剤が完全に乾いてから行います。

 今日の工作はここまで。次は、戦車模型最大のネック??である足周りをやっつけたいと思います。

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管理人のひみつ
HN:
藤碕シキ
年齢:
52
性別:
男性
誕生日:
1971/06/07
職業:
ITヤクザ(プログラマーとも言う)
趣味:
模型、ゲーム、おえかき
自己紹介:
 「だって、”パーツが無いから作れません”って、モデラーの言うセリフじゃねーべ??」を信条とする、自称・異端派モデラー。

 最初は1/700艦船模型しか作らないモデラーだったのが、今や戦車(1/72メイン)とかガンダムとか東欧メーカの怪しい、ゲホゴホ、良いキット(笑)とかフィギュア(萌え系)とか飛行機とか、色々作るカオスモデラーへと立派な進化(突然変異??)を遂げ(てしまい)ました。必殺技は”エッチングパーツの自作””アルプスMDプリンタを使わない白デカールの自作”(笑)。

 趣味関連の座右の銘は「気に入ったら見境無し」「模型は作ったヤツがエライ」

 模型以外では、'80年代の黄金期のシューティングゲームをこよなく愛するゲーマーにしてTYPE-MOON信者(いわゆる月厨だ)、トレッカーかつシャーロキアンでラヴクラフティアン、最近『エリア88』を読み直して以来の新谷かおるファン…って、”それ以外”でもカオスです(爆)。

 かみつかないからなかよくしてね。
※但し、時々ツンデレの発作が出る事があります(笑)。

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